● 結婚記念日と父の命日=家族の日(在宅で看取った父のこと)
こんにちは。『勇気のしずく』の長谷静香です。
昨日は、つくば市の小学校の家庭教育学級で勇気づけの講演会でした。
30名弱の方が参加してくださいましたが、たくさんの質問も出て、嬉しかったです。
校長先生、指導員の先生、担当の委員の皆様にもとてもお世話になりました。
ありがとうございました。
感想がしばらくたったら来る予定なので、そこでまた改めて記事を書きたいな~と思っています。
さて、今日は私的なことを、綴りたいと思います。
今日は12月12日。
結婚記念日&父の命日です。
「いちに、いちに。と歩んでいこう。忘れないように忘れにくい日にしよう!」と夫と決めて入籍したこの日。
まさか父の命日になるとは予想もせず。
昨日、長女が
「お祝いしたいけど、微妙な日なんだね~」というので、
「家族を大切にする日にしたらいいんじゃない?家族の日だね」
ということにおさまりした。
父がいてくれたから、私が産まれて、夫と出会い、子どもたちがいる。
本当に家族の日です。
**********
父は肺がんでした。
ちょうどなくなる1年前の12月12日に、健康診断にひっかかり再検査に行ったところ、告知されて帰ってきました。
(今考えると、本人1人なのに、告知ってどうなんだろう・・・・とも思う)
母から聞いて驚き、
妊娠中ではありましたが、結婚するまで大学病院の胸部外科に勤めていたので、
知り合いの先生に連絡をして相談させていただき
MRIを撮ったり、色々動いたのを覚えています。
しかし、部位が悪く(心臓の真裏にがんがあって・・・)
手術もできない。
放射線もあてられない。
化学治療しかできない。
そんな状況でした。
入退院を繰り返し、
告知後の10月。
新築の兵庫の弟家族の家にどうしても行きたい!と 酸素吸入をしながら新幹線に母と乗って行って。
そのまま居座り(笑)
(数年後に同居の予定だったので、父の部屋も母の部屋もありました)
その時に同居を受け入れてくれた義妹と弟にも本当に感謝です。
(きっとしばらくは家族水入らずの生活をしたかっただろうにと思います)
全く知らない土地なのに、
初めてかかった病院の地域包括担当の看護師さんがとても良い方で。
すぐに酸素やその他の事も対応してくださいました。
10月から2か月間。
私も生まれて半年の長女を連れて何往復もしました。
12月5日ごろ・・・。
「ねえちゃん、ちょっとやばいと思うから、来た方がいい」
そう言われて、また兵庫へ。
数日後の姪っ子の誕生日は、ベットに座ったまま参加しました。
12月10日だったかな?。
つくばにいた夫から電話があって、
「おじさん(父の兄)から、静香ちゃんいる?って電話があったけど、兵庫にお父さんの看病に行ってるって言ったよ」と。
それまで、父が病気ということは、父の兄弟には伏せていました。
あっという間に、兄弟全員に広がって・・・・。
12月11日は、お見舞いのため、兄弟6人みんなが兵庫に集合。(不思議と全員が都合が合ったのです)
12月12日の朝。
下血がひどくなり、あ~おむつがとうとう必要かな?
頑張らなくちゃね!私たちって母と話して買い出しへ。
何も食べれないと父が言うので、
「食べないと体も弱るし、これだけでも飲んで~」
と高カロリーのドリンクを一口二口飲んでもらって。
最後まで意識はしっかりしてました。
そんな12日の夜に、家族と兄弟全員に看取られて父は旅立ちました。
最後に脈と瞳孔を確認したのは私。
(もちろんその後に在宅ケアの先生が来て下さいました。最期の時の相談もしていました)
弟と私でエンゼルケア。
義妹のお母様が民生委員をされていたので、その辺の対応もささっとしてくださいました。
(ありがとうございます)
看護師をしていたので、自分の父ではあったけれど、冷静に淡々と事実に向かえた気がします。
今思うと、父は旅出つタイミングを自分で決めていたんだろうなって思います。
家にいて、穏やかにすごし(呼吸は苦しかったと思うけれど)
家族や兄弟全員に看取られる人って、そうそういないと思うから・・・。
あれから、12年。
「〇〇ちゃん(長女)のランドセル姿、見れるかな~っ」って言っていた父。
娘は、3人になりましたよ。
日々の忙しさにかまけて、なかなか父の事を思い出すことはないけれど・・・・。
このように、節目の日があることで、ゆっくり想いを寄せることができる。
自分の事はさしおいて、人の事ばかり考えていた父。
退職して、さあこれから、母と二人でつつましく過ごしていこうと思っていた矢先でした。
でも、きっと今は、天国で楽しく過ごしてくれていると思う。
今も天国で見てくれているかな~。
今日は、父のことをぽつりぽつりと書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
『勇気のしずく』の長谷静香でした。
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講座のご案内
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■お知らせ■
====著書紹介====
恩師・岩井俊憲先生との共著です。
看護師のためのアドラー心理学 人間関係を変える、心に勇気のひとしずく (看護師のしごととくらしを豊かにする)
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こんにちは。『勇気のしずく』の長谷静香です。
昨日は、つくば市の小学校の家庭教育学級で勇気づけの講演会でした。
30名弱の方が参加してくださいましたが、たくさんの質問も出て、嬉しかったです。
校長先生、指導員の先生、担当の委員の皆様にもとてもお世話になりました。
ありがとうございました。
感想がしばらくたったら来る予定なので、そこでまた改めて記事を書きたいな~と思っています。
さて、今日は私的なことを、綴りたいと思います。
今日は12月12日。
結婚記念日&父の命日です。
「いちに、いちに。と歩んでいこう。忘れないように忘れにくい日にしよう!」と夫と決めて入籍したこの日。
まさか父の命日になるとは予想もせず。
昨日、長女が
「お祝いしたいけど、微妙な日なんだね~」というので、
「家族を大切にする日にしたらいいんじゃない?家族の日だね」
ということにおさまりした。
父がいてくれたから、私が産まれて、夫と出会い、子どもたちがいる。
本当に家族の日です。
**********
父は肺がんでした。
ちょうどなくなる1年前の12月12日に、健康診断にひっかかり再検査に行ったところ、告知されて帰ってきました。
(今考えると、本人1人なのに、告知ってどうなんだろう・・・・とも思う)
母から聞いて驚き、
妊娠中ではありましたが、結婚するまで大学病院の胸部外科に勤めていたので、
知り合いの先生に連絡をして相談させていただき
MRIを撮ったり、色々動いたのを覚えています。
しかし、部位が悪く(心臓の真裏にがんがあって・・・)
手術もできない。
放射線もあてられない。
化学治療しかできない。
そんな状況でした。
入退院を繰り返し、
告知後の10月。
新築の兵庫の弟家族の家にどうしても行きたい!と 酸素吸入をしながら新幹線に母と乗って行って。
そのまま居座り(笑)
(数年後に同居の予定だったので、父の部屋も母の部屋もありました)
その時に同居を受け入れてくれた義妹と弟にも本当に感謝です。
(きっとしばらくは家族水入らずの生活をしたかっただろうにと思います)
全く知らない土地なのに、
初めてかかった病院の地域包括担当の看護師さんがとても良い方で。
すぐに酸素やその他の事も対応してくださいました。
10月から2か月間。
私も生まれて半年の長女を連れて何往復もしました。
12月5日ごろ・・・。
「ねえちゃん、ちょっとやばいと思うから、来た方がいい」
そう言われて、また兵庫へ。
数日後の姪っ子の誕生日は、ベットに座ったまま参加しました。
12月10日だったかな?。
つくばにいた夫から電話があって、
「おじさん(父の兄)から、静香ちゃんいる?って電話があったけど、兵庫にお父さんの看病に行ってるって言ったよ」と。
それまで、父が病気ということは、父の兄弟には伏せていました。
あっという間に、兄弟全員に広がって・・・・。
12月11日は、お見舞いのため、兄弟6人みんなが兵庫に集合。(不思議と全員が都合が合ったのです)
12月12日の朝。
下血がひどくなり、あ~おむつがとうとう必要かな?
頑張らなくちゃね!私たちって母と話して買い出しへ。
何も食べれないと父が言うので、
「食べないと体も弱るし、これだけでも飲んで~」
と高カロリーのドリンクを一口二口飲んでもらって。
最後まで意識はしっかりしてました。
そんな12日の夜に、家族と兄弟全員に看取られて父は旅立ちました。
最後に脈と瞳孔を確認したのは私。
(もちろんその後に在宅ケアの先生が来て下さいました。最期の時の相談もしていました)
弟と私でエンゼルケア。
義妹のお母様が民生委員をされていたので、その辺の対応もささっとしてくださいました。
(ありがとうございます)
看護師をしていたので、自分の父ではあったけれど、冷静に淡々と事実に向かえた気がします。
今思うと、父は旅出つタイミングを自分で決めていたんだろうなって思います。
家にいて、穏やかにすごし(呼吸は苦しかったと思うけれど)
家族や兄弟全員に看取られる人って、そうそういないと思うから・・・。
あれから、12年。
「〇〇ちゃん(長女)のランドセル姿、見れるかな~っ」って言っていた父。
娘は、3人になりましたよ。
日々の忙しさにかまけて、なかなか父の事を思い出すことはないけれど・・・・。
このように、節目の日があることで、ゆっくり想いを寄せることができる。
自分の事はさしおいて、人の事ばかり考えていた父。
退職して、さあこれから、母と二人でつつましく過ごしていこうと思っていた矢先でした。
でも、きっと今は、天国で楽しく過ごしてくれていると思う。
今も天国で見てくれているかな~。
今日は、父のことをぽつりぽつりと書いてみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
『勇気のしずく』の長谷静香でした。
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恩師・岩井俊憲先生との共著です。
看護師のためのアドラー心理学 人間関係を変える、心に勇気のひとしずく (看護師のしごととくらしを豊かにする)
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