なんのシリーズか
わかりませんが
綴っておきましょう‥
〇〇へ
18年前の春の日
新緑の
とても気持ちのいい
その日に
〇〇は
生まれてきてくれました
正期産に入って2日目
小さな小さな
赤ちゃんでした
前日の診察で
連休中に生まれてくることは
👨⚕️『まず、ないね〜笑』
と先生が言ったけれど
お母さんが
話しかけていたとおり
あなたは
あの日
あの時間に
自然無痛分娩で
誕生しました
あの時も それからも
〇〇はいつも
頼りなかったお母さんを
困らせないように
支えるように
してくれていたような
気がします
とても頭のいいあなたは
その場の空気からも
沢山の人の気持ちを
察知しているかのように
みえますが
それは欠点ではなく
特技
なのだと
お母さんは思っています
小さい頃から
転校を繰り返しましたが
学校でも
習い事でも
いつも一瞬にして
輪の中に
あなたは、いました
そして
周りの空気を変えていく
輪に入るのが嫌だった
つるむのが
苦手だった
お母さんは
いつもそんなあなたが
不思議で 不思議で
たまりませんでした
冷静なあなたに
目を見つめられると
まるで
奥の奥まですべてを
見透かされるかのようです
赤ちゃんの時から
あなたは
そんな眼をしていました
甘ったれだった私は
自分と向き合っていかなければと
思うことで
少しずつですが
ようやく最近
お母さんになってこれたかな
と思っています
見えない世界も
現実世界も
その闇の世界も
経験してきたあなた
あの時は
ふたりで沢山話をして
知り
考え
いっぱい 泣きました
作戦を一緒に練って
覚悟も決めたね
苦しいことがあっても
そこに背を向けず
自分をぶらさずにさえいれば
道が開けることを
あなたは
15歳にして知りました
最近
お母さんのことを
気にせず
夢を描き始めた〇〇を見て
少しホッとしています
あなたも
広い世界を見てくる人
優しいがゆえ
これまで
気づかれないように
我慢をすることが多かったけど
羽根を整え
もう少ししたら
自由な世界へと
一気に
羽ばたいていって下さい
お母さんは
どこにいても
いくつになっても
あなたのたった一人の
お母さん