こんにちは!ミステリーハンターのノンモです🕵️

 

今回は『地球ふしぎ発見!』第1弾としまして、2018年に失踪したアメリカ人男性のAlex Gumm(アレックス・ガム)について、ちょっと迫ってみたいと思います🧐🔎

 

 

アメリカ・ニューハンプシャー州出身のアレックス・ガムは、2004年に家族と共にメイン州のノースバーウィックという町に移住し、そこで高校に通って、たくさんの友達に恵まれてスケートボードやグラフィティアートなどを楽しんでいました。

 

高校生活を送っているうちに、アレックスの興味は次第に音楽に向きはじめ、後にミュージシャンになりました。彼は自分で曲を書き、ピアノやドラム、またギターまで弾きこなせました。アレックスは高校卒業後、音楽家としての自らの可能性を追求し、バンドに参加して地元でツアーなども行いました。

 

 

アレックスは更に音楽での成功を求めてロサンゼルスに移り、Albert Johnsun(アルバート・ジョンサン)という名前でプロのアーティストとしてのキャリアを積み始めました。しかし、自己の中での目標が高まっていくにつれ、彼の行動は不安定になっていくように見えました。

 

アレックスは、自分が文明発祥の地とされる伝説の地レムリアに住んでいた地球外生命体の子孫であると周りに話していたと言います。そして彼は、音楽の演奏中に自分が「別の宇宙(ほし)に昇天するのではないか」と考えたこともあったそうです。

 

2015年、アレックスは宗教と心霊術について徹底的に研究を始め、この世に存在する宗教関連の本を片っ端から読み漁り、精神的な探求の一環としてインドに6週間の旅に出ました。その結果、彼は厳格なビーガンとなり、その時を境に性格も変わり始めていきました。

 

 

2017年、アレックスはロサンゼルスから実家のあるメイン州に戻り、両親が所有していた歴史的なビクトリア朝の邸宅を「ザ・エンジェル・オブ・ザ・バーウィックス」と名付けたベッド&ブレックファストとして経営を始めました。彼は徐々に社交の輪から遠ざかり、家の中の自分の小さな一角で瞑想する時間を増やして、両親と一緒に食事をすることさえ拒んでいきました。その後、彼はVow of Silence(沈黙の誓い)を立て、本当に必要に迫られたとき以外は家から全く出なくなりました。

 

そして2018年2月20日、アレックスは“沈黙の誓い”を破り、町を出てハワイのカウアイ島に移住すると両親に告げました。彼の話によると「悟りを開くため」だったと言います。出発の前日、彼は長い髪を切って坊主頭になったそうです。

 

ハワイに到着後、アレックスはカウアイ島のビーチハウス・ホステルにチェックインし、2日間ほど滞在した後、2月24日にホステルから両親のもとへと電話をかけたのを最後に消息を絶ってしまいました。アレックスがハワイに到着したとき、持っていた現金は僅かで、行方不明になってからは銀行口座に入っている8,000ドル近いお金にも手が付けられていなかったということです。両親は、彼が悟りを開こうとハワイで仏教かヒンズー教の僧侶を訪ねたのではないかと考えているそうです。

 

アレックスの友人たちは2019年の後半、彼を捜すためにハワイへ渡りました。彼らは、アレックスがハワイでキャンプをしているところを目撃したという人の情報を入手し、そのための用具を買いに「キャンプ用品店」に行った可能性があると推測し、聞き込み調査などをしましたが有力な情報はつかめませんでした。友人たちは、アレックスが「きっと文明から離れた場所で電気のない生活を送るためにKalalau Valley(カララウ渓谷)へ行って、見つからないように身を隠しているんだろう」と考えていると言います。

 

また同時に自殺説もあり、ロサンゼルスで音楽家としてのキャリアを築こうとしていたアレックスと暮らしていた友人の一人は、彼の行動や精神状態が日を追うごとに不安定になっていき、自分が文明発祥の地とされるレムリアに住んでいた地球外生命体の子孫であると強く信じていたと言います。また演奏中に「別の宇宙(ほし)に昇天するかもしれない」と考えていたことが実現しなかったことに酷く失望していたとも語っています。

 

アレックスの家族は、彼がまだ生きていてカウアイ島のどこかにいるだろうと望みを持ち続け、何らかの理由で“狂って”しまった精神状態が正常に戻り、いつか心の準備が整ったときにまた連絡をしてくるだろうと信じているそうです。

 

 

本当にアレックスは、周囲の人たちが思っているように「精神状態が狂って」しまったのでしょうか・・・?

 

例えば、現在ではその存在が当たり前になったゴリラだって、今からほんの100年くらい前の1902年にドイツ人将校のロバート・フォン・ベリンゲ大尉がマウンテンゴリラを発見するまでは“架空の動物”とされていて、それまでその存在を訴える者たちはクレイジーな嘘つき呼ばわりされていたと言います。また同様に、パンダだって1869年にフランス人のペール・アルマン・ダヴィッドという宣教師によって発見されるまではUMAのような生き物とされていて、実在する動物だとは信じられていなかったそうです。

 

アレックスが「自分の祖先である地球外生命体が住んでいた」と信じているレムリアは、ハワイの北上方から東はイースター島、西はミクロネシアを越えて広がる太平洋に存在した大陸だったという説もあり、ハワイ諸島はレムリアの首都だったとも言われています。またレムリアは、ムー大陸(またはムー祖国)としても知られていて、 マヤ文明やインカ文明、アステカ文明はレムリアから始まったと信じている人も多いそうです。

 

 

「ハワイのカウアイ島の一部とカリフォルニア州のシャスタ山は、唯一現在もレムリアの周波数を保つ2つの聖域で、地球上の他のどんな場所ともまったく異なるエネルギーを持つ」と言われています。特にカウアイ島は、レムリアの古代文化の中心地であると説く人も多く、シャスタは山中(または山の下)にテロス内部地球都市と呼ばれる場所があり、どちらも「生き残ったレムリア人が現在も暮らしている」と言われているそうです。

 

ただ、シャスタ山と違い、ハワイのカウアイ島に存在するレムリアの古代文化の中心地は、選ばれし者しか入ることが許されず、そのゲート内に足を踏み入れる者は二度と外界に戻れない覚悟が必要だとも言われているそうです。ちなみにアレックスの言う「レムリアに住んでいた地球外生命体」は現在の白人のような容姿をしており、レムリア人自体は(紀元前約1万4千年頃に日本に到着した)縄文人に似た顔立ちのはっきりした濃い顔をしているという説もあります。

 

 

たしかに無条件の愛や一体性(ワンネス)、平和を特徴とし、戦いや争いごとを好まない文明という面で見れば、レムリアと縄文文化に共通点はあるかも知れませんね。

 

 

(⇑レムリア人をイメージして描かれたという絵)

 

2024年9月現在もアレックスの行方は分かっていません・・・。

 

果たしてアレックスは、“ゴリラの存在を馬鹿にしていた人々”の住むような現世を捨てて、自分のルーツが今も暮らすレムリアのゲートを潜ったのでしょうか・・・🤔❓