母と建長寺へ | 心のこさず~膵臓がんになった私の闘病と日々のこと

心のこさず~膵臓がんになった私の闘病と日々のこと

2023年8月に膵臓がんの診断を受けました。50代2児の母です。
闘病や日々のことを書いていきたいと思います。

母を誘って鎌倉の建長寺で行われる坐禅会に参加してきました。


この坐禅会には20代の頃、2回ほど参加したことがあります。

当時の私は若くて、繊細で、いろいろ悩んでいたのでしょうね。

今回は当時の追体験と、心身のリラックス、そしてお散歩のための参加です。


幸い当日は爽やかで素晴らしい天気。

北鎌倉で母と待ち合わせ、のんびりバスで建長寺に向かいました。

観光客で賑わう鎌倉と違い、北鎌倉は長閑で人もまばら。

とても落ち着きます。


無事にお寺に着き、拝観料を支払って中へ。

緑豊かで、厳かで、歴史を感じさせる場所です。



仏殿にお参りしてから、坐禅会が行なわれる方丈へ向かいました。

時間に余裕があったので、方丈の裏の庭園をゆっくりと眺めました。

日常と切り離された、心休まる景色です。


いよいよ坐禅会が始まります。

基本は姿勢と呼吸。

私は身体が硬くて半跏さえ組めないので、あぐらで失礼させていただきました。

パンフレットの般若心経を唱え、あとはひたすら不動で自分の心と向き合う時間。

移ろいそうになる心を捕まえて、今、ここに集中します。


坐禅自体は10〜15分の2セッションなのですが、それほど短い時間でさえ、動かず心を集中させるのはなかなか難しいものです。

終わった時の心は穏やかで、肌に触れる風や木々の緑がより新鮮に感じられました。


坐禅会は一年中行われているようですが、真夏や真冬は厳しそう。

皆さんも季節の良いこの時期に参加してみてはいかがですか?

心身のリフレッシュにお勧めです。