布ナプキン×麻×ヨガで

女性がありのまま輝く未来をつくる

つきのわのりえです。



ケニアの次は南アフリカです。
南アフリカは
アフリカ大陸一番の先進国。

アパルトヘイトという人種隔離政策が行われていました。


だから右を見れば欧米と変わらないきれいな街並み。

左を見ればスラムであばら家が並んでいます。

みんな貧しければ辛いとは思いますが、
それが当たり前になります。

だけど

目の前に豊かな暮らしを見ながらの貧しい暮らしはどれだけ辛いでしょうか?

路上で生活するストリートチルドレンが多くいます。

差別と貧困に苦しむ中

犯罪を犯してしまう人たちがいる。

ケニアに続いての問いかけですが

それが豊かな国に暮らす
私たちが

悪いことだとばっさり言えますか?


そこで
かつてネルソン・マンデラ元大統領が収容されていた


ポールスモア刑務所に行きました。


そこでは囚人と看守向けに

「非暴力トレーニング」を行なっています。

人から裏切られたり、悪意を向けられたりして生きてきた人達が

人を信じ愛する事を学ぶトレーニング。

私たちがちゃんと?

人格形成できているのも

愛を向けてくれた人がいるから。


そこで私と同じ22歳の囚人さんと対話しました。


瞳がきれいな彼は殺人を犯していました。


英語が堪能ではないので

「名前は?」って聞いてもよく聞き取れなくて
「紙に書いて」って言ったら

彼は文字が書けませんでした。

「家族は?」って聞いたら
表情が曇りました。


私の中では

文字が書ける事

家族がいる事はあまり前ですが

彼らにとって

そして地球上において


それは当たり前ではないのだと

実感しました。


つきのわ

石井利枝