メンタルトレーニング、認知のゆがみとウミガメのスープ | メンタル道場

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会社をうつ病で退職。その後の軌跡と、メントレについて書いていきます。

メンタル改善への道

このテーマでは、

・仕事をしていて辛い、と思っている時期

・うつのどん底から抜け出したけど、まだネガティブに考えてしまう事がある時期

に知っておきたい事と、関連動画やグッズを紹介していきます。

 

今日の内容は、

  1. メンタルもトレーニングが必要
  2. 自分を一番いじめているのは、自分?!認知のゆがみを、リフレーミングで直す
  3. 水平思考トレーニング

の3本です。

 

 TODAY'S
 
1.メンタルもトレーニングが必要

 

 

「才能を操っているのは、メンタルが9割ということ」ビリギャル著者 坪田信貴


人間はメンタルを舐めている。

同じ事をするにも、環境が少し変わるだけで、出来ていた事が出来なくなってしまう。


よく、やる気が足りない、とか気の持ちよう、とか言いますもんね、やっぱりメンタルって重要なんですね、と思いましたか?


やる気が足りない

 

これ、自分では気づけないけど、本当に自分を追い込んでいく言葉なんですよね。

やる気だけで仕事できるなら、世話ないんです。

やる気スイッチ一つで人が動けるなら、人間は誰でも頑張れてるはず。。。

 

短期的には、やる気だけで乗り切れる事もあるかもしれませんが、

長期的には、自分をすり減らしていき、持続できなくなってしまう


「やる気の出し方」「気の持ちよう」はトレーニングしないと、身につかない

 

メンタル強いのって、私は才能だと思い込んでました。

憎まれっ子世に憚る、みたいな(笑)

あとは、この動画で出ていた、ちょっとしたきっかけで世界が変わって見える、みたいな事もあるのかなあ、って。


子供が1人でトイレに行けるようになる、日本語を話せるようになる、何事もトレーニングは必要で、メンタル面でも、同じこと。


大事なのは、やる気を出す事じゃなくて、やる気を出しやすい考え方、方法を、身につけていく事なんですね。

 

  

 



 TODAY'S
 
2.自分を一番いじめているのは自分?!認知のゆがみをリフレーミングで直す

 

上の動画で出てきた、

リフレーミング(見方を変える)

という手法。認知行動療法でも、聞くことがあります。

 

どん底だった時には、

「自分が考え方を変えただけで、起きてしまった事は変わらない」

と、必要性をあまり感じなかったのですが、最近は少しずつ出来るようになってきました。

個人的に実感している良い点は、

・一つのネガティブな出来事に対し、くよくよしなくなった

・くよくよしないおかげで、解決策を考える時間が取れるようになった

・解決策を考えるおかげで、次は同じ事を少しだけ上手くやれるようになった

という3点です。

ここで、リフレーミングを学ぶ上で、役立ちそうな動画をご紹介します。

 

自分を一番いじめているのは、自分自身

…自分いじめ、自己否定は、自分の可能性を潰してしまう。

 

これを無くすためのテクニックとして、「セルフトークによるリフレーミング」の仕方を紹介しています。

①自己の物語のリフレーミング…自分の人生を、物語を見ているように捉える

◎:今は辛いけど物語の途中だ、この逆境を超えたら良い事が待っている、と考える

×:今どん底だから、この後もきっと悪い事が続くんだ…

 

自分の事だと、どうしてもネガティブに見てしまうけど、メタ的な視点から見たら、少しポジティブに捉えられるかもしれません。

 

②問題の解決可能性を考える…視野を拡げて考える

◎:問題は時間で解決する、今ストレス感じている事は物事の全体像ではない、この問題を抱えながら、乗り越えた人もいる

×:問題の被害がどこまで及ぶか、考えてしまう

 

どん底近くに居た時は、よく人との会話を頭の中で再生して、

「なぜこの時こう言ってしまったんだろう」「何て自分はダメなんだ」「私はどう思われているんだろう」

と、人との会話を終える度に、1時間以上悩んでいた事を思い出しました。

 

会話なんて、一日に何度もしますし、そりゃ次の解決策を見つける暇なんてないんですよね。。。

 

③自分自身を慈しむ

◎:過去このくらい乗り越えたから大丈夫、今一番しんどいなら、これを乗り越えたら後はもう楽だよね

×:自分のミスはもう取り戻せない、自分はなんてダメなんだと自分を責めてしまう

 

これも、①と似ていますね。

 

要は、時間軸や、自分が抱えている問題を別の人が抱えていたらどうだろう?とか、主観から客観に視点の軸をずらすことで、新しい考え方を見つけよう、という感じです。

 

 

とはいえ、辛い時はどうしてもネガティブに考えてしまい、気持ちの悪循環が始まってしまう…なんてことも。

 

ちなみに、ネガティブな感情は、人間が進化する過程で、周辺への注意力を高め、生き残るために必要な感情だった、とする説があります。

 

カナダのクイーンズ大学が、人間が落ち込んでいるとき、気分が沈んでいるときについて行った研究によると、気分が沈んでいるときは、なんと人間は注意力が高まるといいます

 

究極のマインドフルネス/Daigo より

ネガティブな感情を持つ自分をそのまま認め、細部まで注意力が高まっていて素晴らしい、と捉えられれば、少しだけ気分が変わるかもしれません。

 



 


 TODAY'S
 
3.水平思考トレーニング

 

先に述べた通り、リフレーミングにも、トレーニングが必要です。

 

1.で紹介した動画には、

 足が短い=ズボンが短くて済むからエコ、

など、様々な捉え方が出てきました。

 

2.で紹介した動画には、

 リフレーミングを行う上で、役立つ視点の切り替え方、考え方

の解説がありました。

 

ですが、自分自身の事について考えるのは、また別。

視点の切り替えが中々できない事も多いと思います。

 

そこで、個人的に役立ちそうだなと思ったクイズをご紹介します。

 

ウミガメのスープ

 最近は、クイズ系の動画などで人気が出てきている、水平思考パズルです

 不可解な問題文ですが、この裏には隠された物語があり、回答者は、出題者にYes/Noで答えられる質問をして、背景を解き明かしながら推理を進めていくという、少し変わったプレイ形式のクイズです。

 

例題:

ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?

 

回答者「男はスープを飲まなければ、自殺しませんでしたか?」

出題者:「YES」

 

 この問題は、かなり難易度が高い部類に入りますし、暗い問題なので、個人的には、あまり好きではないのですが…(笑)

 

 この水平思考が、メンタルトレーニングに、どう役立つかというと、

 

・背景を想像し、質問をするが、行き詰る。

様々な視点の切り替えが必要になる

自分が抱えている問題に対しても、別の視点を得やすくなる(かも)

 また、ハマれる人は、トレーニングと思わずに、続けられるのも良い点でしょう。

 

 思考例として、最初は男性に注目し、その人が病気だったのだろうか、など考えますが、それだけでは必ず行き詰ります。次はスープ原因があったのか、はたまたレストランか、過去スープを食べた事があったのか…などと、次々に思考を巡らせる。

 多角的に物事を捉えられるようになれば、クイズが解きやすくなり、それを自分の抱えている問題にも、転用できると思います。

 

 ここで、私の好きな問題を一つご紹介します。

「きずなの糸」

 

DNA鑑定の結果、海雄と亀雄の間に親子の関係は認められなかった。

それでも亀雄は海雄が実の父であると確信していたという。

いったいなぜ?

  興味深い問題文ですよね。見た目通り、親子の愛情ストーリーか、はたまた…

 以下URLでは、この問題の出題者と、回答者達の質問履歴が見られます。コメントを一つずつ追ってみると、水平思考の追体験ができますので、ぜひ訪れてみてください。

問題、質問ページ:きずなの糸 - ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 (sui-hei.net)


出典元:ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 (sui-hei.net)

問題制作:kinnsada 様

 

 

他のウミガメのスープの関連URLも、まとめておきます。

 

人が解いているのを見てみる

 

クイズ系Youtuberのカプリティオチャンネル

ウミガメのスープの再生リストもあります。

 

霜降り明星が、ウミガメのスープで遊んでいる動画です。

他のお笑い芸人も、ウミガメにチャレンジしている動画を出していたりします。

 

実際に遊んでみる

 

ソロプレイ用:ウミガメのスープが1人で遊べる『 DEBONO(デボノ)』 (de-bono.net)

マルチプレイ用:NEW ウミガメのスープ出題サイト『らてらて』 (late-late.jp)

 

ソロプレイ用「DEBONO」では、選択肢から質問を選ぶ事が出来るので、初心者の方でも進めやすいでしょう。先に紹介した、過去問題アーカイブ用のサイト「ラテシン」から、問題が選ばれているようです。

マルチプレイ用「らてらて」は、実際のユーザー同士でチャットをしながら、共同で問題を解いていく事が出来ます。

 

ボードゲーム版:

 

周りの友人などと一緒に楽しみたい方は、ボードゲーム版がおすすめです。

 

 

 

 

メンタルトレーニングも、楽しいと続けられそうですよね。

 

おわり。