巡礼の持ち物 | スペイン巡礼

スペイン巡礼

普通のアラサー主婦がちょっと冒険する話。
好奇心だけを武器に勢いで旅立ちます。

スペインの巡礼路を歩くにあたって出発直前まで苦心したのが持っていく荷物でした。

愛着のある精鋭たち、せっかくなので巡礼の記録として。

ちなみに歩いたのは5月半ばから1ヶ月間ですが、例年よりかなり寒かったみたいです。


【装備】
ザック deuterのACTライト45+10SL 1480g
女性用のスリムなやつ。買ったときは大きいかな?と思ってたけどちょうど良かった。
体にあっていたのか、肩ズレ等のトラブルもなく快適に使用できた。

ザックカバー
 30~50L用。雨の日が多かったから必需品だった。

寝袋
 10年前にヤフオクで落札した1000円くらいのやつ。春・夏用で700gと軽量でかなりコンパクト。
 巡礼の前半で壊れたけど結局最後まで使った。

耳せん
 超・超・超、必須の一品。寝袋と耳栓はセットです!!いびき大魔神対策です。

スパッツ HERITAGE ハイキング用スパッツ
 ズボンの裾汚れや靴への浸水を防止するため。泥道を歩くときの必需品。

レインコート
 ゴアテックス。上は薄手の防寒着や風除けとしても活躍。下は結局一度も使わず。

ストック
 コンパスのワゴンセールで買った。L字で片手に持って使うタイプ。
 慣れると3本目の脚のようで快適だった。帰りの飛行機で紛失(涙)

アーミーナイフ VICTORINOX トラベラーPD
 スペインの絶品オレンジをいつでもどこでも食べるため、チーズをパンに塗るためには必須だった。
 多機能だったけどナイフとハサミ、コルク抜きの3つがあれば十分だった気もする。

登山靴 SIRIO 6年前に奮発して買った。2万円以上したと思う。
 靴底しっかり、足首までガードしてくれるタイプ。履き慣れているだけあって足トラブルは一切無し。

サンダル グランフジで買った偽・クロックス。
 アルベルゲに到着した後はサンダルで過ごす。シャワールームも裸足では抵抗があることが多いのでいつも履きっぱなし。
 街歩きや観光にもサンダル。第二の靴と言っても過言ではない活躍ぶりだった。

ウエストポーチ
 父に借りて貴重品入れにしていた。バイク用で防水素材のもの。
 巡礼後はひもをつけ、斜めかけバックにして持ち歩いていた。

地図
 アマゾンで買った。John Brierleyの 『 Camino de Santiago 』
 薄く、ウエストポーチにすっきり収まって使いやすかった。
 巡礼者が多く黄色い矢印も整備されているフランス人の道ではこれで十分だったが
 フィニステラの道にはもう少し詳細な地図が必要だった。


【服装】
ウルトラライトダウンジャケット(ユニクロ)
 収納すると350ml缶くらいの大きさなのにたった190g。そして超あったかい。
 防寒着として大活躍。寝袋が壊れた後は寝るときも着てた。

Tシャツ 3枚
 長袖1枚、半袖2枚。長袖2枚でよかった。寒すぎては半そでTシャツで歩いた日は皆無。

下着
 身に着けているもの含め3セット。ユニクロで購入。ブラトップの優秀さには驚いた。

ズボン 1本
 裏地がフリース生地で表は撥水加工のやつ。これを2枚持っていけば良かった。

七分丈パンツ 1本
 薄手のもの。暑くなったらこれで歩こうと思ってたけど最後までそんな日はこなかった。
 シャワー後のリラックス用として使用。


くつ下 4セット
 もこもこ厚手くつ下2セット、薄手の5本指ソックス2セット。
5本指ソックスの上に厚手くつ下を重ね履きしてた。
 →薄手のを4セットくらい持っていけば良かった。
すぐ破れてその度に修復するのが手間な上にヨーロッパに5本指ソックスは存在せず。

帽子 
 雑貨屋で買ったハットタイプのものに、自分であごヒモをつけていった。
カミーノは風が強かったから正解◎

手袋 1枚
 ドラックストアに売ってた日焼け防止用で、指先が出てるやつ。
 カメラを使うときも便利だし、杖との摩擦防止にもなってたと思う。
 薄かったから洗濯してもすぐ乾いて良かった。

ストール 1枚
 薄手のやつ。巡礼中はマフラー代わりに巻いたりしていた。

【電子機器】
カメラ SONY NEX5Nミラーレス一眼。
 ほとんどオート設定で撮影してたけど満足させてくれた優秀なカメラ。
  単焦点の広角レンズ1本をつけっぱなしで。
 予備の充電池1個と16GBのSDカードを2枚持っていった。

ipad-mini (wi-fi専用、16GB)
 心配性の夫に持たされた。撮った写真をこれに取り込み、wifiの繋がる場所でブログにupしていた。
 映画をダウンロードして長時間のフライト中に楽しんだりもした。

携帯電話
 普段使ってるdocomoのガラケーと充電器をそのまま持参。

たこ足プラグ
 コンセントの数が限られてるアルベルゲでは重宝した。

C型プラグ 2個(携帯用とipad用)
 日本のフラグとスペインのプラグのカタチが違うので必需品。


【日用品】
石けん 100g 1個
 頭も体もこれ1個で洗い、洗濯までまかなっていた。
 週間程で使い切ってしまい現地で追加購入。

コンディショナー 200ml 1本
 重かったけどこれがなかったら髪が多い&クセ毛の私には辛かったと思う。

オールイン・ワン化粧品 80g
 これ1本で化粧水→クリームまで補える一品。

ワセリン 70g
 顔、体の乾燥防止に。オールイン・ワンと併用していた。

○日焼け止め 普通サイズを2本
 日中用にはアリーのSP50+++の強力なやつ。シャワー後にはニベアのジェルタイプを。

○BBクリーム
 最初の3日くらいしか使わなかった。巡礼後に使い始めたから現地調達でも良かった。

タオル、手ぬぐい
 水泳の時に使うセームタオル1枚、手ぬぐい1枚。
  吸水性が抜群ですぐに乾いていたから大活躍だったが巡礼中に両方とも紛失(涙)

ミニソーイングセット
 くつ下の修繕に大活躍。

洗濯バサミ、洗濯ネット、小分け洗剤
 ネットと洗剤はアルベルゲの洗濯機を貸してもらうときに使った。
  洗濯バサミは8個持参したが、まとめて洗濯した時には足りなかった。

携帯用カラトリーセット
 お箸、フォーク、スプーンの3点セット。柄と先が取り外しできてコンパクトになるやつ。
 アルベルゲでフォークが足りないこともあり、重宝した。

生理用品
 スペインでもウイスパーが購入できる、なんて情報もあったけどカミーノの小さい村に日本製は無かった。
 現地で購入したものは、外観は少し違うが品質的には全く問題なく使用できた。おりものシートも同様。

トイレットペーパー 1ロール
 アルベルゲやバールではトイレットペーパーを切らしているところも多かったので重宝した。
 芯を抜いてもっていき、一回使う分くらいを分けて取り出しやすいところに入れてた。 


 市販の酔い止めと下痢止め。なぜか酔い止めはほぼ効果なし。

メモ帳、ボールペン
 日記帳、おこずかい帳として。

S字フック
 3~4個。シャワールームやベット、あらゆるところにひっかけて活用。
 洗濯物干し場がいっぱいのときはこれで場所を作っていた。

エコバック
 たたむと小さくなるペラペラのやつ。シャワーのときや買い物のとき荷物を入れていた。

○他、はみがきセット、櫛、リップクリーム、カミソリ、ビニール袋など。


【貴重品】

パスポート
財布
クレジットカード2枚
クレデンシャル
Eチケット控え

ワイヤーロック、ダイヤル式錠前
 (カミーノにいる間はほとんど使わなかったが、巡礼後の観光では活用)


★持っていかなくてよかったもの
○ヘッドランプ 
 暗い道を歩くことも、暗い中で作業することもなかった。

○レインコートの下
 日本の梅雨のようにザーザー降りになることもなく、撥水加工のズボンで十分だった。


★持っていけば良かったもの
○ドライヤー 
 出 発前、荷物を軽くするために持参を諦めていた。
 ただカミーノは予想外の寒さで、髪の多い私はなかなか乾かず辛かった。

○髪ゴム
 現地で買おうとすると、細いやつかゴムの弱いやつしかなかった。
 髪が太くて多い私にはなんとも頼りなかった。

○腕時計
 出発直前に紛失。新しく買うのが悔しくてそのまま出発したがやはりないと不便だった。


こうやって見てみると、随分たくさん持っていったように思えます。全部で9キロくらいで、プラス現地で調達した水や食糧を持ち歩いていました。最初は1時間歩くのもやっとでしたが、出発の2ヶ月くらい前から同じくらいの重さのザックを背負って歩いたりしているうちに平気になってきました。今思えば、仕事もせずに目前にせまった夢の旅に向けて「あーでもない、こーでもない」と持ち物を揃えたりトレーニングしたりしていたあの日々はとても幸せな時間だったなぁと思います。

 







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