今日は、九月九日【重陽】
明日は、九月十日【寒露】
【重陽】(九月九日)
五節供のひとつで菊の節供ともいう。九は陽数(奇数)の極で、九の重なるこの日を昔から中国では尊んで祝った。日本では菊酒や菊綿の風習が残った。
【秋分】(九月十日〜二十五日)
気が深まって、地上に冷たい霜が降りる。
第一侯「鴻雁来 こうがんきたる」
ガンが北の国から渡ってくる。
第二侯「菊花開 きくかひらく」
色とりどりの菊の花が香り高く咲き始めるころ。
第三侯「蟋蟀在戸 しっそつこにあり」
キリギリス(一説にはコオロギ)が家の中に入って鳴くころ。
「月と季節の暦 2019年」志賀勝発行
今日は、陽数の極みである「九」が重なる吉日とされ、菊の花をお供えしたり、各地で「おくんち」というお祭りが行われます。(場所に寄っては新暦で行われる)
「くんち」というと「長崎くんち」が有名ですが、重陽の節供として、神々今年取れた作物をお供えして感謝するというものだそうです。この辺りでも、平尾山のひとつである白山(吾妻山)に、日が昇る前にお参りするといい、という謂れがあったそうです。
気温も大分落ち着いてきて、朝晩は寒くなりました。先日、やっとすべてのジャガイモを掘り上げました。今年は20種類以上。写真はフランスの「シェリー」、日本の「はるか」という品種です。今は色んな種類があるんですね。
稲刈り、稲扱終われば、長野にはいよいよ長い冬がやってきます。それまでの秋のひとときを愉しみたいと思います。