ちょっと前のことになりますが、
TVで「リメンバー・ミー」の映画が
放映されてましたよね。
 
あれを見た長女が
 
「あかん、あの映画はマジで
何回見ても号泣してしまう…」
 
と言うんですよ。
 

 

 

 

いやー、いい話だと思うし、ウルッとくるけど

そんなに号泣する?と思ったら、

 

ちゃんとワケがあったんですね。

 

 

ミゲルのひいおばあちゃんが

最後にお父さんの記憶を思い出す。

 

ここで長女は号泣してるらしい。

 

 

それは、認知症になってしまって

もう家族のことも分からなくなった

じぃじ(私の父)と重なって…

 

 

「この映画みたいに、私のことを思い出して欲しい」

 

と思うらしいのです。

 

 

長女は初孫だったことと、

父が大の子ども好きだったこともあって

 

それはそれはもう、

めちゃくちゃ可愛がっていて、

 

「これがあの怖かった父親か?」

 

と目を疑うほどの可愛がりようでした。

 

 

その愛情をずっと受けて

長女は、究極のじぃじLOVEっ子に。

 

 

※元気だった頃の父とうちの娘たち。畑で一緒にイチゴをとってます。

 

 

「じぃじが死んだら、うち

泣きすぎてほんまに死ぬかも」

 

と言い、

 

じぃじが死ぬ

 

というワードを口にしただけで、

本当に泣くほど(笑)

 

 

そんな父に認知症の兆候が現れ、

もう一緒に旅行に行けなくなる前にと

 

父と長女と3人で、

父がずっと行ってみたいと言っていた

平泉の中尊寺へ行ったのが

長女の今までの一番思い出に残った旅なんだそう。

 

 

※足が痛いという父と手をつないで歩く長女。
 
 
自分が認知症になったことを自覚していた父が、
この旅のときに、
 
「わしがボケてしまう前に、
○○ちゃんの赤ちゃんを見せてくれな」
 
と何度も何度も言ってました。
 
 
残念ながら、認知症のスピードが速すぎて
ひ孫が生まれたときには、要介護3になってて
(現在は要介護4)
もう誰の子か分からなかったけど
 
子ども好きな父がニコニコとあやしてくれていました。

 

 

※カップルか?(笑)
 
 
「じぃじ、ボケても○○のことは
絶対忘れたらあかんで」
 
「一番可愛い○○ちゃんのこと、
誰が忘れるかいな」
 
そう言い合っていたけど、
父はもうきれいさっぱり
大好きな孫のことも忘れてしまいました…。
 
 
「リメンバー・ミー」を見て号泣しながら、
 
じぃじの嘘つきーー!
忘れへんって言うたのにー!
 
死ぬ前に○○のこと思い出してから死んでー!
 
と思いの丈?を叫んでいたそうな。
 
 
早くコロナが終息して欲しいね。
 
施設に面会に行けるようになったら
いっぱい触れあって、
 
そうしたらふとした瞬間に
一瞬でも思い出してくれるかもしれない。
 
 
 
 

 

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