アルツハイマー型認知症になった父が
特別養護老人ホームに入所したのが
昨年の11月1日。
 
それから、コロナもあり
年末ということもありで、
 
なかなか会いに行けなかったのですが、
昨日、母と長女と孫と一緒に
約2ヶ月ぶりに施設へ父に会いに行ってきました。
 
 
 
 
いいお天気で、温かい1日。
 
父は元気でいるだろうか?
私たちのことを少しでも、分かってくれるだろうか?
 
なにより、笑顔を見ることができるだろうか?
 
と、色々な想いを抱えて行きました。
 
 
コロナということで、玄関口のガラス戸を閉めて
ドア越しに対面。
 
 
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施設の方に連れて来てもらった父は
「なんでこんなところに連れて来るんだ?」
といわんばかりの怪訝な顔。
 
ドア越しでも声は聞こえるので、
「お父さん!」
と呼びかけても、知らん顔(笑)
 
 
あんなに大好きだった孫の長女と、
ひ孫を見ても、無表情で。
 
施設の方に、
「お孫さんとひ孫さんやね」
と言われたら、
「そんなん、ワシ、知らん」
と。
 
 
うちの父は小さい子が大好きで、
自宅にいるときはひ孫と遊んでくれて、
ニコニコしていたのに…。
 
 
長女が、
「家にいるときは、認知症のじぃじやったけど
施設に入ったら、ただの認知症の老人になった」
と。
 
まだ、長女を認識していたころ、
「じぃじ、どんなにボケても私のことは忘れたらあかんねんで!」
と念を押し、
 
「ワシが大好きな○○ちゃんのこと、
忘れるわけがないやろ」
と言ってたことがあるので、余計に寂しいんでしょうね。
 
 
父は5分ほどしたら、もう
振り返りもせずに施設の中へ帰って行きました。
 
 
…味気ない…えーん
 
 
施設に入るとき、
「一緒に行こう」
と何度も私に言ったのに(涙)
 
病気だと分かっていても、忘れていかれることが
辛いなぁ~。
 
 
外へ出ないからか、色白になっていて
栄養管理をしてもらっているからか、痩せていました。
 
髪の毛も伸び放題で
まるで老けた古畑任三郎みたい(笑)
 
 
色々思うことはありますが、
健康で、穏やかに日々を過ごしてくれたら…
と帰って行く父の後ろ姿を見て思いました。
 
 
誰か分かってもらえなくても、
また会いに行くからね。
 
 
もしかしたら、そのうち脳の回路が一時的に
カチッと合って、
 
名前を呼んでくれるかも…なんて
ちょっと思ったりもする。
 
 
 
 
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