20日、お彼岸の中日。
 
一泊で実家へお墓参りに帰って来ました。
 
 
春分の日である20日、「宇宙元旦」という言葉も浸透してきていますが、
私はやっぱり「お彼岸の中日」という方がしっくり来ます。
 
 
清々しいまでの晴天に、気温もぐんぐん上がり
本当に暖かくて
「暑さ寒さも彼岸まで」
とはよく言ったものだと思いますね。
 
 
 
 
私の父は、アルツハイマー型認知症で要介護1と診断されていますが、おそらく要介護2に進んでいると思います。
 
なぜなら、私の名前がもう言えないから。
 
それでも月に一回は顔を見に実家へ行くようにしているので娘だということはまだ分かっているのかな?とは思うんですけどね。
 
 
うちの祖母の認知症が進んでいったときも思ったのですが、だんだんと表情が変わっていきますね。
 
ボーッとした感じになるというか。
 
あの雷親父はどこへ行ったのか…と思うほど。
 
 
車の免許を返したら、坂道を転がるように認知が進んでいきましたね~。
 
これ、よく聞くんですが、本当だったんだなーと。
 
 
母に、私のことを
「このお姉さんの子供は何人いるんや?」
と聞いてたそうで。
 
いやもう、えぇぇ??ってビックリでした。
 
 
でもね。
 
そんな父ですが、なんだか可愛いんです。
 
「今日、帰るんか?」
と聞くので
「そうやで」
と答えると、
 
「暗くなってから帰るのは危ないから、明日の朝に帰ったらいい」
とか言うんですよ。
 
それも何度も(笑)
 
このやり取りだけで3回はやりました。
しかも10分おきくらいに。
 
名前が分からないのに、そういう心配はしてくれるんだって思うと、なんか嬉しかったりします。
 
 
最近、帰るとき父にいつもハグをします。
 
元気だったころには照れくさくてできなかったけど。
 
そして、背中をポンポンして
「元気で長生きするねんで」
と言うと、
 
「いや~~、頭おかしくなってるから分からんわ」
とか言うんですけど、嬉しそうに笑ってるんです。
 
それがまた、可愛い。
 
 
帰るとき、車のところまで送ってくれて、車が庭から出るときに、
 
「また帰って来てくれよ」
 
と大きな声で言うんですね。
 
 
なんかね、切なくなって、ちょっとホロリときました。
 
 
いつまで、こうして見送ってくれるんだろう。
いつまで、名前は分からなくても、会話が成り立つんだろう。
 
そんなことを考えると、寂しくなります。
 
 
※実家のワンコ、らんまるもおじいちゃん。
 
 
そんな父との時間を少しでも多く一緒に過ごせるように、できるだけ実家へ行ってあげたいと思います。
 
 
 
 
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