羽幌町多頭飼育案件 赤ちゃんと暮らしていた猫たち② | ツキネコ北海道 ブログ

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羽幌町の多頭飼育崩壊案件

ベビーシリーズ」の猫たちが新たにツキネコへ入居しましたにっこり

 

 

羽幌町から札幌市まではおよそ200km、3時間以上かかります。

流石にこちらから迎えに行くのは厳しいと判断して

先日、飼い主さん家族皆さんで猫たちを8匹連れて来てもらいました。


















 今回も馴れている子たちから引き受けをしました。

からだもしっかりしていてご家族で可愛がっていたのかみんなおっとりしています。

すぐに里親さん・永年預かりさんを決めてあげられそうです。

 

現在、支援を受けている飼い主さん家族ですが、引き受けした猫たちの医療費を

一部負担してくださり飼い主としての責任もしっかり持っていただいています。


うさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみうさぎのぬいぐるみ



活動を始めた当初は多頭飼育案件が入ると、とにかく全頭引き出すのに必死でした。

そうすると医療費から餌代から一気に逼迫してどんどん赤字が膨らんでいきます。

その上に譲渡が決まらず、そのまま居残り組がどんどん増えていくという

負のループに入っていくのでした。

今まで多頭飼育案件だけで100件以上になるかと思います。

*全道の中でも特に多いのは小樽市です。


最近は面倒を見れる環境にある飼い主さんには、とにかく生殖制限を済ませて

《増やさない!》環境を作り、その後は状況の応じてそ餌などのサポートをしつつ

定期的に連絡を取る形にしています。

*中には率先して面倒を見たい!という飼い主さんもいます。

それでもやはり皆さん、餌代や砂代の捻出に頭を抱えているのです。

お陰様でツキネコは現在、企業様や皆様の信頼を得てたくさんのご支援を頂けていますので、

自分たちだけで抱え込まないで、循環させることを大事にしてできるだけ分け合っています。


時にいくら大切な猫達でも『生殖制限を怠る』ことで、多頭飼育になり普通の生活をしていくことが

できなくなることが多いのです。


何度も、何度もくり返しますが

【適性飼育】こそが不幸な猫を作り出さない唯一の飼い方と言えるでしょう。


行政関係者の皆様にはとにかく適正飼育を促し、啓蒙活動を徹底して

『猫』も『人』も不幸にしないことが大切だと思います。