『道北に住んでいるのだけれど、近隣に保護団体がない。
あっても年齢で引っかかってしまうので、ツキネコの永年預かりを希望したい』
ある時そんなご連絡が入ってきました。
遠方な為、LINEでやりとりをしながらお互いの情報を交換しはじめました。
声も若々しく、お話しを聞くと代表の私とそれほど変わりません。
《キジトラのメス猫が希望です》
2週間ほど経ったでしょうか。
一度、札幌まで猫を見に来てもらうことにして、
日程を調整してもらいました。
それが今日でした。
昨日、個人ボランティアさんから連絡が入りました。
『甘えたのメス猫がいるのだけど、譲渡のお手伝いお願いできますか？』
画像が送られてきたのをみて💡ピンときました。
まさしくキジトラの健康そうな猫です。
すぐに迎えに行き、健康チェックをして
ツキネコへ。
午後から３時間かけて永年預かり候補さんが来店されました。
やはりまだ60代のご夫婦でご商売もされていてバリバリでお若い感じです。
じっくりと猫達を見てもらい、最終的に
私がお勧めした《モモちゃん》に決定❣️
やはり年齢的に心配なこと
家族に迷惑はかけれないとのことで、
《永年預かり》を選ばれました。
＊譲渡費用はご負担していただきました。
何かあったら全面サポートもお約束しましたヨ。
甘える《モモちゃん》
《モモちゃん》
ツキネコ滞在時間約３時間。
マッチング大成功！です。
小さなキャリーバックが苦手そうだったので、
小さめのケージを差し上げて、トイレも完備。
長旅でもこれで安心です
そして
スタッフのカナがマッチングしてくれたのは、、、
《さんこちゃん》
高齢な為、ツキネコのケージで管理するのは
とても可愛そうに思えました。
預かりチームに投稿して預かりさんを待とうと思っていたら、
💡💡💡カナが閃きました❗️
ぴったりの方がいる。やはり60代男性におひとり暮らし。
まずは一時預かりからスタートしてもらいました。
ツキネコの《永年預かり》や
譲渡視野の預かりは
今までの保護団体のイメージからはかけ離れている様に感じると思います。
無責任に思う方もいるでしょう。
しかし実際、この譲渡の仕方に移行してからは
里親さん側も、スタッフ側からも大変喜ばれているのです。
面談をする若いスタッフ達はもちろんの事、
経験があるから、年齢を重ねているからといっても個々の人間性を見抜くことはおこがましいと思うのです。
結婚してるから
持ち家があるから
大丈夫？
20年後の自分を見据えるとか？
絶対に幸せにするとか？
言葉で約束することはできても、
絶対なんてありえないと思うからです。
現在、
猫の鳴き声が思った以上に酷かったり、
アレルギーが出たりで
戻ってくる猫もいます。
もちろん全然問題ではありません。
また諦めずにトライしてもらえると嬉しいし、
マッチングが成功した時の喜びは計り知れません。
今年度、高齢猫や成猫の譲渡数は格段に増えています。
今後、高齢者の飼育放棄や多頭飼育崩壊案件は
あとを断つことはないでしょう。
我々は1匹でも多くの『猫と人』が幸せになることを希望しています。
ツキネコが取り組んでいる
新しい譲渡の形
ぜひぜひ広めてくださると嬉しいです
アニマルドネーション
こちらを