1960年生まれの私は、高校を卒業して
美容師になるべく十勝から札幌の美容専門学校に入学しました。
代表の吉井です。
1980年代
時はバブル真っ只中
右も左もわからない田舎者。
必死に働き必死に遊び、波間を漂う葉っぱの様だったと思います。
あれから40年
半世紀近い時が流れ、何もかもが様変わりした現代。
古い建物がどんどん取り壊されて、お世話になった《ラフィラ》も無くなり
青春時代を過ごしたビル群達は、次々と無くなっていくのでした。
当団体の母体となる『ツキネコカフェ』も、皆さんご存知の通り元々老朽化した建物を借りています。
皆様のお陰でクラウドファンディングで改修することができ、どうにか冬の寒さも凌げる様になりました。
札幌市内の西側に位置するツキネコカフェですが、この辺りもマンションが建ち並び古い建物はどんどん取り壊されてマンションだらけになっています。
そんな中、
今年の夏頃お隣の民家が老朽化の為か取り壊されることになりました。
なかなか広い敷地で政五郎が脱走して隠れていた庭も跡形もなく無くなり、春になると楽しみにしていた桜の木も切り倒されてしまいました。
花や木や雑草がなくなっていく光景。
この時はなんだか心が切り裂かれる様な気持ちになったものです.......
整地されてなんだか不思議な風景です。
こうなると、周りのマンションやビル群がオシャレなのでツキネコカフェのボロさが益々目立ちますね😓ある日朝の出勤風景で、ちょっぴり悲しい光景を目の当たりにしてしまいました。
何も無くなって整備された土地に、雑草が生えて
きていました。
チュンチュンチュン
チュン。。。。
ふと振り返ると、そこには小さな雑草の様な枝ににたくさんの雀が固まってとまっていたのです。
『ああ、、、とまって羽を休める場所も
なくなってしまったんだね』
横には大きな国道で車がひっきりなしに走っています。
なんだか切なくなるばかりでした。
なんとなく気になり雀のことを調べてみました。
「身近な鳥という印象のあるスズメですが、近年はその数が減少していて、なんと20年間のうちに5分の1にまでなったそう。もともと個体数が多いため早急に保護が必要となるわけではありませんが、生態系のバランスなどを考えると原因を知っておくべきでしょう。
考えられる最大の理由としては、人間による環境開発が挙げられます。スズメは身を隠せるような隙間を好み、そこに巣を作るのですが、かつては民家の茅葺屋根などが絶好の場所でした。
しかし近年は隙間のない鉄筋のマンションなどが増えてしまい、居場所がなくなってしまったのです。
また道路などが舗装されたことによって生餌の数が減っていることや、農家の機械化が進み「おこぼれ」を貰う機会が減ったために餌の量が足りず、子育てや越冬をしづらくなっている可能性が高いそうです」
もう、その通り過ぎて言葉を失ってしまいます。
札幌市内でもキツネ、タヌキ、鹿、なんと熊まで
民家に現れる様になってしまいました。
動物達が生息する場所をどんどん人間が侵食してしまったからです。
十勝の大自然の中で育ってきた人間としては、
思うところが多々あります。
札幌が
北海道が
日本が
世界が
地球がどんなに悲鳴をあげても
人間は自分たちの目の前の利益のことしか考えません。
私はエコロジストでも
バリバリな動物愛護家でもありません。
ただ、自分の中で『これで良いのだろうか?』と
不安の種がどんどん膨らんでいくのです。
私たちの大切なものは何ですか?
守るものは何ですか?
四季折々、季節の変化が美しい
北海道がやはり好きです。
日々の生活の中や、案件で地方に行ったりすると
その風景に感動して写真を撮ることも多いです。
木々や花や雑草がどんどん消えていくことに
木々や花や雑草がどんどん消えていくことに
心が苦しくなります。
未来を担う子供達に残すべきものは何でしょう。
偶然
苫前町の案件で動画を作成してくれた中に、
人間と自然の共生についても触れられていたので
ぜひみてくださいね!
今一度、皆さんも一緒に考えてみませんか。