アガサ・クリスティーの小説『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』を読みました。


牧師の息子ボビイは、ゴルフの最中に崖下に転落した瀕死の男を発見した。男はわずかに意識を取り戻すと、ボビイに一言だけ告げて、息を引き取った。

「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」

幼なじみのお転婆娘フランキーとともに謎の言葉の意味を追うボビイ。若い男女のユーモアあふれる縦横無尽の大活躍!


以上、裏表紙にある紹介文より。


NHKで放送していたドラマ版は第2話を見逃してしまい、悔しいのと結末が気になるのとで本を買って読みました。

いやーおもしろかった!


さすが!と思うのはやっぱり謎のダイイングメッセージ。

崖から転落した男、読んでるこちらは殺人だとわかってるのでダイイングメッセージが重要だというのもわかる。

聞いてしまったボビイが命を狙われるくらいだから、犯人にとって相当マズいメッセージなはず。

しかも、物語が進んで犯人までわかるのに、最後の最後までエヴァンズが誰なのかわからないんです!

エヴァンズって誰ー!?

とやきもきしながら読み進み、エヴァンズが誰かわかった時のスッキリ感と言ったらもう!


それと、やっぱり男女バディものは単純に楽しいですね。

冴えないボビイとお転婆娘のフランキーふたりのやり取りも楽しいし、クリスティーもののバディでどちらかが死ぬ事はないので安心して読める。


読み終わって、ドラマ版も観たかったー!と後悔。

再放送したら次は絶対観たい!