映画『デッド・ドント・ダイ』を観ました。

上田劇場


あるアメリカの田舎町で殺人事件が起こり、平和な日常が破られる。

その事件は2人の女性が内臓を食い散らかされていた。

世間では極地での開発により地球の自転が僅かにずれ、動物たちがいなくなるなど奇怪な現象が発生していた。

警察官のクリフとピーターソンは墓地に穴が開いていることで死人がゾンビとなったことを悟る。

町は、世界はどうなるのか?


以上が簡単なあらすじです。


この映画は監督がジム・ジャームッシュ。

まさかのゾンビ映画!

しかもコメディって、意外過ぎてびっくり。

そこはジャームッシュ映画、ゲラゲラ笑うのではなくクスッとする感じのコメディです。


この映画のポイントは、やっぱり「ゾンビは生前の行動をなぞる」というところです。


ゾンビなのに薬局の前で睡眠薬を欲しがるとか、スマホ片手にwifiを探すとか。

欲がなかった人はゾンビにならないのかな?

まぁ、現代で何も欲がない人なんてなかなかいないと思うけど、映画の中では森に住む世捨て人のボブはゾンビの餌食にならないんです。


自分がゾンビになったらどうするかな?

まず甥っ子探しに行きそう〜など考えて楽しい。


キャストも、ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、クロエ・セヴェニーと個性的な面々。

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最後までは3人とも淡々とした演技でそれがまたコメディとのギャップがあっていい。
そして大好きなティルダ・スウィントン!

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これまた謎に変なキャラクターで、さすがティルダ様。その存在感だけで映画に華が添えられる。

華といえば、セリーナ・ゴメスも普通のアメリカンガール役でかわいかった〜。

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この映画では過度な開発で環境破壊が起き世界が終焉に向かってしまうのですが、現実ではなんとか食い止めて欲しいものです。

…とまじめな事を言いつつ、映画は軽く楽しめる作品なので、ゾンビ映画好きな方には特にお勧めです!