デンマーク映画『特捜部Q』シリーズの最新作、『特捜部Q 知りすぎたマルコ』を観ました。
過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の部署「特捜部Q」。
ある事件の逮捕直前に犯人の自殺を目の当たりにした警部補・カールは、6週間仕事から離れ休養するように指示されていたが、早々に現場に復帰していた。
カールと相棒のアサドは、小児性愛者の疑いのある公務員・ヴィルヤム・スタークの失踪事件を調査していた。
ある日、デンマークの国境警察により、スタークのパスポートを所有する少年・マルコを拘束したと連絡を受け、駆け付けることに。
しかしマルコは口を閉ざし警察に話そうとしなかった。
以上、Amazon PrimeVideoより。
うーん。
ストーリーそのものは政治家が犯罪に手を染めていて下っぱの移民が損をする的なよくある話のうえに政治家と下っぱの関係がよくわからず、最後の方で何となくわかったような気がするというモヤモヤな流れ。
映像も特にいいわけではないのでちょっと退屈でした。
残念。
『特捜部Q』シリーズは見応えがあるので映画版は全て観ていて、最新作だ!と意気込んで鑑賞しようとしたところ、画像を見たらキャストが違う?
キャストが変わったのかな…と少しがっかりしつつ観てみました。
暗く重い雰囲気はそのままですが、キャストどころか全部変わってしまっているので全く別物の新シリーズといった作品。
そういう事もあり、前シリーズのファンはがっかりするかも。
何しろ、前シリーズはキャストが良かった。
寡黙で人付き合いも下手、自分勝手に突っ走る。
でも本当は仲間思いで罪を憎み、ちょっと寂しがりや。
しかもこの人、顔は常にしかめっ面で怖そうだし体が大きくて存在感があるので主人公のカールだけで映画を引っ張れるくらい。
そしてその相棒のアサドが、優しくてソフトな人柄なのでその対比がとてもいい。
前シリーズのファンはこのキャストのファンでもあるのではないかと思います。