今日は母の補聴器が調子が悪い、というので午前中から母と出かけた。
補聴器の点検前に市役所で書類を提出したいという。そしてお金もおろしてきてほしいそうだ。
「じゃ、おばあちゃんが福祉課に寄っている間に私がお金おろしてくるから。」
といって福祉課の入り口に母をおろした。
市役所の建物が分かれているのだ。
違う市役所内にATMが一つある。そこでおじいさんが操作をしていた。
動作が遅い。仕方ない。こんなおじいさんが一人で操作しているなんて偉いのだ。
やっと終わったかな?と思ったら「いらっしゃいませ」の機械音。
違う操作を始めたようだ。長い。そしてやっと終わったと思ったら「いらっしゃいませ。」の機械音。またか。
本日初イラ。
悪びれる様子もなくおじいさんが去っていき、急いでお金を下ろし、母のもとに戻る。
まだ母の姿はなく、間に合ったようだった。
しかしふと入口の方を見ると、自動ドアのむこうで母が大きく手をおいでおいでしている。結局私が行かなければ用が足せないのか、と思うと2イラ。
市役所での用事が済んでナガタに向かう。
度々お世話になっている。
「前回も同じような症状で修理に出されてますね。その時は水分で中に錆が出ていたんですよね。このケース使っています?」
と湿気取りのケースを見せられる。
「使ってません。」きっぱりという母。
そうだった。あの時にもちゃんと使うように言われたのだった。
なんで言われたことが出来ない人なのか…本日3イラ目。
「今日は冷やし中華でも食べたい気分だから、お昼を欠食にしたよ。どこかで食べよう。」というのでラーメン屋に寄る。
「いっぱいいいかね?」生中のことだ。最初から飲む気満々。4イラ。
食事が終わって、買い物をして帰ることにする。
母をマーケットに置いてある車いすに乗せ、好きなものを買わせる。
「そういえばパンも欲しいんだった。」と母。
「どんなパン?」
「普通のパン。」
「普通のパンって食パンのこと?」
「食パンじゃなくて…。」
「じゃあ、こんなコッペパンみたいのでいいの?」とコッペパンがいくつか入った袋を差し出す。
「じゃ、これでいいや。」と母。
「中になにも入ってないからね。」と一応言っておくと、それならいらない、という。中に何か入った普通のパンってなんじゃい?
よく分からないけど、食パンみたいな中に何かはいっている、っていったらアレだろう、とランチパンはどう?と言ってみる。
ミルクボーイの漫才のような会話になってしまう。
結局2種類のランチパンを買い、レジに並ぶ。
「ちょっと車からマイカゴを持ってくるから、並んで待ってて。」と言って急いで車からカゴを持ってきたら、母の前に誰かが割り込んでいた。
その前の人のレジはまだ終わっていなかった。
多分ゆずったのだと思うが、すぐに戻ってくると言ってすぐに戻ってきたのに…
その間隙を縫って前に入ったおばさんもおばさんだ。(多分私と同年齢)
しかも並んでいる時に「そうだ!事務所の人に何かおいしいもの買ってくるね、って言っちゃった。」と言う。
(はぁ?ちょっとお昼に出るだけなのに、なんでお土産買うなんて言うの?)
「和菓子かなんか見つくろってきて。」と言われたが、私が選んだのなんてどうせ気に入らないのだ。
一応見に行ったが、いくつ入りがいいのか、値段はいくらくらいがいいのか、全然分からなかったので「わからないから、もういいよ。」とあきらめさせる。
自分でやりたいと思ったことは自分で責任をもってやってほしい。お調子者で、そのくせ人にすぐ投げるところが本当に気に入らない。
途中から何イラしたか分からないくらい、イライラした一日になってしまった。
きっと私も脳の機能が衰えてきているのであろう…
心を入れ替えて、母が欲しかったシルバー川柳の本をアマゾンで3冊購入した私であった。(今日寄った本屋には置いていなかったので)