私の一番の悩みは白髪と言っても過言ではない。
若いころは余計に辛かった。
30歳くらいですでに白髪染めを使い始めたと思う。2カ月に一回くらいで良かったものが、どんどん白い部分が多くなって、1カ月も持たなくなってしまった。
しかしそれ以上短期間で染めるのは、地肌への悪影響がありすぎる。絶対に皮膚にいいわけがない。
だから、行事があるとそこにベストの状態を合わせたいので、白い髪の毛を我慢する時期もあるのだった。そういう時は、あまり外に出たくなくなる。ストレス。
そして最近母が悩んでいるのが薄毛。
YOUTUBEを見ていたら、白髪染めが薄毛の原因だ、と断定している人がいた。母もずっと白髪染めをしてきている。
もういい年なのだから白髪でいいじゃないか、と思うのだが、妙にこだわる。
しょっちゅう染めてくれ染めてくれ、と言われるこちらの身にもなってほしい。
そして行きつく先が薄毛とは、なんとも悲しい末路…
私は母から学ばなければならない。
これからは薄毛に対処した行動を…、と思うとはなしに思うようになっていた。
人間とはよくできたもので、必要な情報に目がいくように出来ているらしい。
まず目を惹いたのが岡田斗司夫さんのショートビデオ、”ホームレスにはハゲがいない”。
その中で彼はこう言っていた。「ずっと前から主張していることがあるんですけどね。自分がこれをいうと、なぜか編集が入ってカットされちゃうんですよ。それは何かというと、ホームレスにはハゲがいないってこと。皆さんホームレスのハゲって見たことありますか?ないですよねぇ?これは僕は彼らがシャンプーをしていないからだと思うんですね」
だそうだ。私はまじまじとホームレスの方を凝視したことがないのでよく知らないが、たしかに一理あるかもしれないと思う。
タモリさんもずいぶん前から薄毛を取りざたされているが、最近の様子でも薄毛が進行した様子はない。彼がシャンプーしなかったり、身体を洗わないのはけっこう有名な話。お風呂に10分浸っていれば、ほぼ全ての汚れは落ちるのだそうだ。
実は私の70歳を過ぎたいとこも髪の毛をお湯で流すだけにしている、と言っていた。しっかりしたいい髪の毛だった。
私もちょっと試す価値ありと思い、4日間お湯で流すだけの生活をやってみた。皮膚はさすがに油分が多くなっていくので、お湯で流す時間もけっこう長くかかる。
でも次の日にかゆくなることもなく、これならいけそうだ、というのが私の感想。
抜け毛もいつもより少ない印象だ。