昨夜はアグネス・チャンが出演する「生きざま大図鑑」を見た。
アメリカの老人ホームをアグネスさんがロケをしていた。
アグネスさんは現在67歳。
そろそろ終活を考えているそうである。
長男さんがいるアメリカで、老人ホームに夫婦で入ることを視野に入れているのだとか。
そこで、実際に見学に行っていたのだ。
最初の老人ホームは超高級。
食事代や外出時の送迎代も込みで月に300万円だと言っていた。

ワンルームタイプだと126万円とかいっていたので、夫婦の値段かな?
それにしてもお高い。
温水プールや、ポップコーン付きシアター、ジム、麻雀部屋、マッサージルームなどあらゆるものが完備されていた。
お食事も眺めも最高。
二件目は月に86万円で食事光熱費別だったような気がする。
綺麗なところだったが、減塩料理にげんなりしていた。
住人以上のスタッフが働いていて、いろいろ管理してくれるようだった。

お金がある人は、(子供に迷惑をかけたくない、子供が納得するために安心な老人ホームに入ろう)という気持ちから老人ホームに入居する人が多いと思う。
2月に久々に親戚に会ったのだが、その時は何も言っていなかったおばさんが、先月自ら施設に入ってしまったそうだ。
娘も親戚もすぐ近くにいるのに…。
これこそまさに、娘に自分の生活を送ってほしいという親の願いだったと思う。
本当にしっかりしたおばさんである。
私の親はお金が全然なかったので、父が寝たきりになった時に、私が引き取って面倒をみた。
父が亡くなって、今は続きで母の面倒をみている。
夫の親はそれなりにお金を貯めているようで、動けなくなったら老人ホームに入りたいと言っている。
でもそれって平等ではない。
アグネスさんだって本当は子供と暮らしたいけれど、絶対にそれだけは口にしてはいけない、と言っていた。
お金がない人が最後にいい思いをするってどゆこと?という考えが頭をもたげる。
本来ならお金もためずに自由に使ってきたのだから、最後は自分で責任を取るべきなのではないだろうか?と冷たい気持ちもわき上がる。
が、ほっぽらかすわけにもいかない。

アグネスさんが言っていた言葉が胸に響く。
「私は親の面倒を看させるために、あなたたちを育てたわけではない。あなたたちには自分の人生をちゃんと歩いてほしい」
私も心から同意である。
これからの人生、覚悟をもって生きないといけないな。