最近、SNSとの上手な付き合い方を考えている。
私はSNS初心者であった。
だからか、自分の考えるリアルな人間関係をそのままSNSに持ち込んだことが、失敗?だったのかな?と今思っている。
誰かの投稿を読んだら、ありがとうございました、と思っていいねをつける。
いいねをたくさんくれた人には、いいねをたくさん返す。
返報性の法則を忠実に守っていた。
コメントをくれた人には、誠意をもって返信する。
そうすると、その誠意を受け取ってくれた人と、楽しいやり取りが始まる。
世の中、いい人がたくさんいるのだ。
こんなに楽しい世界があったのか、とか、これなら老後寝たきりになったとしても、人との交流を楽しめて全然寂しくないではないか、と喜んだものだ。
しかし、それは中毒の始まりを意味していた…
誰かがいいねやコメントをくれると通知が届く。
こんな人が投稿しましたよ、と通知が届く。
私は嬉しい気持ちと、義務感からスマホを手放せなくなった。
通知設定を外す選択もあるが、半分中毒になっていた私はそれができなかった。
とにかく気になって仕方がなかった。
SNSでは限りなく人間関係が広がっていくのであった。
リアルな社会で生きていたら、同時に一生懸命関わるのはせいぜい4,5人。
しかも同じ空間で。
SNSの場合は、現実社会では起こり得ないような数の人付き合いが同時に起こる。
どの人にも一生懸命に接していたら、自分の時間がどんどん無くなっていることに気付いた。
それを楽しめる人もいるのかもしれないが、私には苦行になってしまった。
かと言って今まで良くしてくれた人たちを、ふるいにかけるようなこともできない。
私はそのSNSから距離をとることにした。
投資と同じで、SNSも実際にやってみないと本当のところは学べないのだ、と思った。
今でもいろんな人が頭をよぎるが、今戻っても、きっと同じことが起きて、楽しい反面しんどくなるんだろうな、と思う。
忠誠心が強いタイプは、慎重に関りを持たないと身がもたない。
これは私が得た教訓。
今はちょうどいいバランスでSNSを楽しめているので、いい経験をさせてもらい大変感謝である。