お友達に誘われて、地元のクラフト市に行ってきた。
毎年二回、観光地になっている湖の周りで行われるクラフト市。
コロナでしばらく中止されていたが、大々的に再開されたようだ。
私は、人混みがすごくて車を停めるのも大変、と聞いていたので、実は行ったことがなかった。
嫌いではないので、頑張って行ってみることにした。
無料駐車場は最初からあきらめて、近くの有料駐車場にすんなり停めることができた。
皮製品、陶芸作品、ガラス細工などたーーくさんの人が出店していた。
まずは湖の周りを一周。
全部をちゃんと見て回っていたら日が暮れるので、流し見をしながら歩く。
最初の方で、友達は陶芸作品に心を奪われたようである。
「最後もう一回見て、欲しかったら買う。」と言って立ち去る。
私はガラスのアクセサリーのところで足を止める。
この作家さんは絶対にセンスあるな、と私の直感が訴えかけてくる。
もう一周してくる間に売れてしまうかもしれない…一点物のつらみ。
ピアス2600円。
でもそこではまず耐えて、他も見てみることにした。
結局一周しても、心は変わらず、私は気に入ったガラス細工のテントに戻った。
良かった、まだ売れていなかった。
「このピアスは真ん中に小さな穴が空いていて、光の中だとそこがキラキラ光るように出来てるんですよ。」と作家さんの説明。
本当だ!なんて綺麗なの~、と感動する。
袋に入れてもらっている間に、そうだ、最近ネックレスは全然買っていないな~、と見ていたら、ここでもお気に入りのものが見つかってしまった。3500円。
こういうところだと、すぐに財布のひもがゆるくなる。
落ち着け、少し我慢だ…
「もう少し見てからまたくるかもしれません~。」と言い残し、私たちは、今度は川沿いのブースに行ってみることにした。
あまりの人気で、出店場所がどんどん広がっているのであった。

                ・・・つづく