「幸福の科学の闇を暴く」というような題名のYoutubeがあったので、見てみた。
ホリエモンと大川隆法の長男の対談であった。
大川隆法の長男の名前は宏洋(ひろし)さん。
聡明な方で、内部の事情もつらつらお話くださり、新興宗教はこうやって出来ていくんだ、と大変勉強になった。
教団のリーダー大川氏はイタコ芸からスタートしたという。
霊の世界とつながることができ、あなたの祖先の言葉を伝えます、みたいなことをしているうちにサロン活動になり、仕事も辞めたとか。
東大出身者である。
彼は統合失調症の気があったのではないか、と宏洋さんは後にお医者さんに言われたそうだ。
幻覚や幻聴を聞いていたのだろう、と。
実際大川隆法氏は人とのコミュニケーションが苦手であったらしい。
そんな大川氏の夢は総理大臣になることだったという。
日本を支配する人になりたかったのだ。
そういう野望を持つ人が、新興宗教を立ち上げるんだな、と思う。
そして宗教法人にしてしまえば、税金がかからない、ということで幸福の科学は宗教団体として活動するようになった。
政治活動にも手を広げていくのであった。
当時は新興宗教の乱立期で、宗教法人を設立するのは容易だった。
オウムの事件から厳しくなった。
対談の中で驚いたのは、ホリエモンが東大で宗教学を学んでいたことである。
知らなかった。
だから質問内容も的を射ていて、とても面白い対談になっていた。
大川隆法氏が先日亡くなり、今教団は時期リーダーが決まらず大変らしい。
みんなで3万円づつ寄付すれば、隆法氏が復活するキャンペーンをやっているそうだ。
なにしろ5人の子供は全員粛清され、教団と関係なくなっているのだ。
宏洋氏はカルト宗教から国民を守る党として今回の選挙に出馬し、宗教法人にも課税するべきだと訴えている。
基本的に新興宗教にはまる人は、心身を病んでいる人が多いと思う。
ありがたい言葉や数珠などで、救われたい人たちである。
その心理を利用され、お金を巻き上げられ、それでもマインドコントロールされた頭はそこから抜け出せなくなる。
何かにすがりたい気持ちになったら要注意。
神は自分の心にいると信じて、人生を振り回されないように気をつけましょう。