そうやって無事に産まれた長女。
先日、論文を解説する方の投稿で、気になるものがあった。
 ”促進剤を使って生まれてきた子供は、自閉症、アスペルガー等になる確率が増す”というもの。
破水からの促進剤、出産にストレスがかかっていたのは事実なので、私は心配になる。
実はうちの長女はちょっと変わっているところがあるかな?と思わないでもないのであった。
私はクリスマスのイベントが大好きで、イブの夜には必ず子供たちの枕元にプレゼントを置いていた。
朝の反応を見聞きするのが、本当に面白かった。
でも年齢が上がってくると、プレゼントを置くことが難しくなっていった。
いつ目が開くかと思うとこちらも恐怖なのだ。
プレゼントは大抵シャカシャカ音がする包みに包まれていて、夜中には大きな音に聞こえたものだ。
そのうえ、「今日は絶対にサンタさんを見る」と宣言される。
興奮しているのである。
長女ももう小学6年生。
信じていないと思うし、プレゼントを置くことに協力してもらう意味もこめて「多分知っていると思うけど、サンタさんは実はおとうさんとおかあさんなんだよね。」と長女にだけ打ち明けた。
そのとたん彼女はポロポロ泣き出し「なんでそんなこと言うの?信じていたかったのに。絶対に下二人にはそのこと言わないでよ。」と怒られてしまった。
6年生ってこんなに純粋だったっけ?と驚く。
またある時は、家族で東京へ遊びに行った時のこと。
長女(当時大学生)と長男(当時高校生)が駅で私たちを待っていた。
二人ともスマホをいじっていたのだが、あやまって長女はスマホを落としてしまった。
画面にひびが入ったそれを見て彼女はとっさに 「アーンジーーーー!!」と大声で叫んだという。
長女は自分の携帯にアンジーという名前を付けていたのだ。
長男は「ちょー恥ずかしかったわ。思わず他人のふりをした」そうだ。
なんだか夢見る夢子さんの長女だが、そうかと思うとけっこうきついことを言ってくるし、なかなか難しい人間だ、と思うことしばしばである。
余談だが、私は長女との約束を守り、いまだに下二人にはサンタさんの真実を明かしていない。
家にいる末娘は毎年「今年はサンタさん来るかなぁ?きっと来るよね?」というので「もう来なくていいってお断りしておきました」と返すのが恒例になっている。