あなたとの噛み合わない会話の後

かまってもらえなかった子供のように

不機嫌な顔をして先に寝てしまった夜

布団の中であなたに悪態をつく

 

でも翌朝顔を合わせると

いつものように

にっこりと笑って

「おはよう」と言うあなた

 

笑うのが苦手な私も

いつものように

不愛想に「おはよう」と答える

 

その後も黙ったままの私に

話しかけて来るあなたに

私の心もほぐれて来る


いつものあなたの

私への朝の笑顔が

私への「ありがとう」だと気が付いた

日曜日の朝

 

私はいつものように

二人分のコーヒーをゆっくりと入れていた