サイコサスペンスかなと想ってDVDで
「実験室 KR-13」を観る。


月影の舞


原題は「Killing Room」なので、
邦題の「KR」はKilling Roomを意味しているのだろうが、
「13」というのは関係ない。


月影の舞


小さな部屋の中、治験者募集の新聞広告により、
4人の人間が集まった。

ある実験の被験者となる契約書にサインする。


「人間の精神力と忍耐力の限界に関する実験」とだけ
博士は説明する。


そして、実験の開始が告げられると、
いきなり、博士は被験者の一人の女性の頭を射殺。

あっけにとられた3人を残して、博士は部屋を出て行き、
3人は白い部屋の中に閉じ込められる。


それを観察し、「所見」を述べている女性の存在もある。



冒頭からいきなりショッキングで、
スピーディーに展開ししていき、目が離せない。


何のための実験なのか?


最後に生き残るのは誰なのか?


オチは何なのか?


見終えて、どんよりすること間違いナシの映画。


サイコものかと思って期待すると
スリラーなので、ちよっと物足りなさは残るが、
その巨大組織のやり方にはリアル感が漂い、
陰鬱な気持ちにさせられ、救いがない。


密室劇としては「SAW」のインパクトや
「CUBE」の残虐性はないけど、
観終わって、心理的には怖さと憤りが残る。


実験ものだと「es」がおもしろかったが、
それの要素はあまり含んでいない。


密室に閉じ込められるという時点で、
人は心理的圧迫を受け、精神が正常ではなくなるのだろう。




★「ソウ」 (原題「Saw」)2004年/アメリカ
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10001258961.html


★「CUBE」 カナダ/1997
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10000654959.html


★es [エス] 2001年/ドイツ
http://ameblo.jp/tsukikagenomai/entry-10002882098.html