CUBE

テーマ:
CUBE
 カナダ/制作年:1997

立方体の部屋へ閉じ込められた職業も性格も
違う6人の男女が、死と隣り合わせの脱出劇
を繰り広げるビンチェンゾ・ナタリ監督、脚
本によるサスペンス。

典型的な不条理劇なので設定がどうとか
あまり深く追求することに意味をもたない
映画なのかも。
「人はなぜ生きるのだ」という問いかけが
人によって違うように、観る人それぞれが
「解る」のではなく「感じる」映画なのかな。

数学的な謎解きの部分とそれぞれの人物の
心理描写の対比がおもしろかった。
それぞれの人物の役割がはっきりしていて
表情だとか言動で描写しているところは
うまいなあと。
仕掛けられたワナに一人、また一人と
殺されて行くところで残ったものが
じわじわと死への恐怖を感じ、疑心暗鬼に
なるところはすごく伝わってきた。

思ったよりもグロい描写は少なかったけど
出口がみつからない閉鎖空間での人間の醜さや
弱点みたいな描写はやっぱり恐怖だ。
でも、極限状態になるまでに排除されていくと
いうのがまた怖いところでもある。

自身満々で冷静な女医がだんだんと
ヒステリックになっていくのに対して、
ただ怯えていただけの女学生が
数字に強いという特技を活かして
キューブのシステムの謎解きをしていくうちに
イキイキと輝いていく。
この女二人の対比も絶妙。
眼鏡をかけて数字を見ると美しくなっていく
なんて、メガネっ娘の王道なのかも。


先日、「CUBE」と間違えて借りてしまった
のが「CUBE IQ」というオーストラリア映画。
タイトルだけが似てるけどテーマは全く別物の
なんちゃって「CUBE」だった。
やっと本家「CUBE」を観た。
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