中国、広州にやって来た!
来たのが普通の乗用車。
なんだこれ、バスじゃないの?
普通に人の車に乗せてもらってる感じ。で、このまま香港と中国の国境を越える。乗用車で国境を越えるのは約20年前にモンゴルー中国間をヒッチハイクで越えて以来。その時は人民解放軍に捕まったけど、今回は大丈夫だろうな〜
(当時、外人は公共交通機関で国境を越えないといけなかったらしい。そんなの知らねーよ)
今回は超楽。ま、香港ー中国内地は国境といっても建前上国内扱いだから、適当なのかな? パスポートチェックも車の外から係員が車内を覗き込んでチェックするだけ。車から降りなくていい。で、荷物だけ形だけX線の機械を通して終わり。
ただ、その後がめんどくさい。なんだかよく知らないが、何回も乗り換えたり、乗り換え地点の市内でいちいち渋滞にはまったり、バス会社のスタッフ同士がケンカを始めたり、なかなか進まない。
しかも運ちゃんなどはほぼ中国語しか通じないので大変。こっちが流暢に喋らないとすごいめんどくさがって、「もういい、もういい」みたいになる。ちきしょ〜、頑張って話してるのに〜! 中国では、こういう時に、黙って言われるままにしてると適当な場所で降ろされてほったらかされて路頭に迷うことが多い。なので、「運ちゃん、俺、広州まで行くよ。どこで乗り換える?」などと常に要求し続けないとかないと危険。
韓国や台湾、香港などだったら、外人、特に日本人には基本優しいので、他人任せにしててもなんだかんだと面倒見てくれるんだけど、中国は人が多すぎるためか、忙しい時は基本的に構ってくれないので、自力で生き抜かないといけない。
ただ、これは中国人スタイルなだけであって、別に中国人が冷たいわけではない。それどころか、中国人は知り合いになるとものすごい親切なので、こういう時は他の乗客などと適当に話して仲良くなっちゃえばいい。
まあ、よく考えたら日本でも提灯職人が集中して文字を書いてる時にカタコトの日本語であれこれ話しかけたり天気の話をしたりしたら「バカヤロー、静かにしろ!」と怒鳴られる、あれと同じだ。
もっとわかりやすく言うと、高円寺の富士川食堂で注文をしても振り向きも返事もしてくれないけど、世間話の時は愛想がいいのと同じ。ま、いいや、話がそれすぎた。
で、3回目の乗り換え。今度は大型バス。なかなか出発しない。もう〜、時間がかかるなー。電車で行けばよかった。
広州やっとついた〜!!
広州の人たちの事務所。みんな久しぶり〜、9月の東京自治区以来!
『馮火(フェンフオ)』という月刊誌を作ってたり、いろんなイベントを企画したりしてる人たち。いま、新しいスペースを借りて、謎の店を始めるところらしい。「NO LIMIT 東京自治区」でいろんな人と交流して色々と影響もあるようで、いろいろ目論んでた。これは楽しみ!!
とりあえず飲み食いする!
さすが広州はご飯がおいしい!!! みんなは「9月に日本に行った時、ご飯が美味しくてよかった」と行ってたけど、どう考えても広州の方がおいしい!!!
歩いていると、ある場所に来ると、道に布がたくさん散らばってる。あれ? 風で洗濯物が飛んだのかな?
ギャー、いっぱいある! これは深夜に開かれる闇市のための場所取りとのこと。楽しそう!!!!
事務所に戻ってビールを飲む。
ここ、結構広いところで、イベントをやったりもするという。で、ここの機能性がすごくいい。
写真の後ろのスペースを見て欲しい。窓がある方。ここにはスクリーンが付いていて、これを下せばプロジェクターで投影することができるので、イベント時にもよく活用される。
「ここって、部屋はいくつあるの?」などと聞いていると、「そこにも部屋があるよ」と、その窓の方を指差していう。
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ところが、壁を下ろすとなんと!!!
そして、壁の中からスライド式の板が出てきて、なんと個室に!!!
ギャー、部屋ができた!!!! からくり屋敷だった!!
う〜ん、すごい! このベッドの裏の壁の部分を棚や収納にしておいて、私物を入れておけば、店やイベントスペース兼自宅っていうやり方もできるかも。