「蜜の島(1)」 | 月灯りの舞

月灯りの舞

自虐なユカリーヌのきまぐれ読書日記

「モーニング」で連載中の漫画。
戦後すぐの話なので、戦争がテーマかと思ったら、
「壮大なるサバイバルミステリー」なんだって。

「蜜の島(1)」
小池 ノクト (著)
講談社(モーニングKC) /2013.8.23/¥552

月灯りの舞

死んだ戦友・貴船の遺言——。
それは「東京にいる妻と子を、妻の故郷の島まで
送り届けてくれ」というものだった。
貴船の妻は既に亡く、南雲は幼い娘ミツを連れて
“島”を目指すが……。
昭和二十二年、不可思議な物語が動き出す。
<裏表紙より>


戦友の娘ミツを連れて島に行く南雲だが、
その島は地図にない島であり、定期便もなく、
大海の真ん中から表れた小さな小船で渡って行く。
アメリカの海図には載っているという島。

内務省の調査員と共に島に渡る南雲。

そして、その島は島民がいるのに、戸籍も墓石もない。
死んだ者はミイラになっていた。

そこで、島民が一人死に……。

孤島サスペンスとして一気に読ませるが、
ラスト近くの死に方が、ちょっと横溝正史っぽい感じ。

でも、この一巻は実に謎めいていて、まだテーマも展開も
読めない。
続きが気になる漫画。

主人公が、この時代にしてはちょっと軟弱っぽいキャラ
なので、ちょっと違和感があるが、いつの時代にも
こういうヘタレキャラはいるのだろう……。

蜜の島(1) (モーニングKC)/小池 ノクト
¥580
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