一生ものの 絵本との出会い、『もしものせかい』。大切なものをうしなった人に─。 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。


《 一生ものの 絵本との出会い 》



ハッキリ言って私は、

ヨシタケシンスケさんの絵本は

全然 好きじゃなかった。


(巷では とても人気のようだけど)


でも、この絵本は、ちがった.....。


『もしものせかい』。





「もしも なにかを なくしたら。

もしも もどって こないなら。」


この 帯の言葉に、

《これは 私が読まなくちゃいけない本だ》と

直感して買ってみて、

読み進めていくうちに─

むせび泣いていた....。


(約1ヶ月前のこと。)


あぁ、この本は、私をわかってくれている....(涙)。


『きみにとって とてもだいじなものが

もしものせかいに いってしまったとき。


もしものせかいがおおきくなるかわりに、

いつものせかいはすごく ちいさくなってしまう。


それは とても つらいことだ。

たっているのも やっとかもしれない。』



.....″立っているのも やっと″....

あぁ、そうだ、私も、

母の他界から9ヶ月経ったけど、

まだ その状態を抜け出せたわけじゃないんだ...


いろんなことがあって、

いろんなことをがんばって。

多くの人が励ましてくれてるけれど。


この本は、

なぜこんなにわかってくれているんだろう....。


″ 歴史にもしもはあり得ない ″ 

なんていう言葉もあるけれど...


やっぱり ふと思ってしまう、

″ もしも あの時 母が助かって今も生きていたら...″。


″ もしも 亡くなる数ヶ月前にでも戻って

やり直せたら... どんなにいいだろう..。″ 



《いつものせかい》と《もしものせかい》を

行ったり来たり...。



この絵本のラストみたいに、

《たのしく たのしく》していくことは

私には できないかもしれないけど...


とにかく、こういう出会いは、めったにない。

一生ものの絵本となった。



帯の言葉、再び...


「もしも なにかを なくしたら。

もしも もどって こないなら。」


そういう状況にある人に

ぜひ、読んでみてほしい。


今、そういう状況でない人も 

いつか もしそんな状況になった時に

この絵本を どうか 思い出してほしい。



『』内 ヨシタケシンスケ

『もしものせかい』より





※ そんなわけで今回の本は売り物でなく、

私物ですが

ぜひいつか置きたいなと思います。

このように私の好きな本の寄付も歓迎です。

厚かましくてすみません🙏



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