谷川俊太郎『歌の本』 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。



※「本と雑貨 緑の小道」は、
店舗の入っている建物の外装工事の為、
しばらく休業中です。

でも時々商品紹介しております。
よろしくお願いします。






『谷川俊太郎 歌の本』
講談社


この中に、昔から大好きな詩をみつける。

でも、その他に、
初めて読むけれど 私にぴったりだと感じる詩をみつけて、ハッとする。


あぁ、
これは 私のために書かれたような詩。

そんなふうに思える詩との出逢いは貴重だ。


どうにも、言葉にする力もないような、
せつない、せつない、
やるせない、やるせない、思いを、
偉大な詩人は こうして ただ淡々と
シンプルに まっすぐに表現してくれる。
美しく。


お気に入りの曲をかけながら
その詩を
そっと 声に出して つぶやいてみる。


悲しい詩なのに、
その詩に同調する私の悲しみも
透きとおっていくような、錯覚。

力強さと希望さえ、感じる。


心をとぎ澄ませ、不思議な高揚感を与えてくれるものを、
私は どこまでも愛する。



その詩をノートに書き写し、
この本を手放します。

あなたの手元に いかがですか。

予価 600円