古本をめぐる妄想と野望 | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。





京都のレティシア書房さんでの
『女子の古本市』(2月8日~19日)に出品する本50冊は まだ決定できておらず...。
でも ほとんど、いま店にあるものでなんとかなりそうな気配。

こんな機会には、自分の店の定番っぽい本,カラーをよく表すような本をたくさん出す方がいいんだろうけど、
価格の都合で難しかったり、
そういう本は他のお店からも出品されそうな気がするので、

ある程度カラーを出しつつ、
ふだん ここでは売れにくいものをチャレンジ的に出品させてもらうことになりそう。


この店をやる前....

2006年夏~2012年夏までに、
他の所で売ったりして手放した本を、
すべてではないけど だいたいメモしてある。

そして、
店を始めてから仕入れた本はすべて(タイトルだけだけど)
ノートに記録してある。

いい機会だから、それらに目を通してみた。

今となってはもう、タイトルだけ見ても
どんな本だったか全然見た目も思い出せない本も...。
とくに、古いものや英語のものは。

お店をやる前のほうが、面白い本を持ってたような気がする。

なかなか見かけないような本もたくさん売った気がする(良心的な値段で...)。

手放してから1度もお目にかかれていないような本もたくさんある。

いくらお客さんが少ない店とはいえ(笑)、それでも、
今まで なんとたくさんの いい本を売ってきたことだろう!

絵本、児童書、詩集、画集、写真集、読み物、雑誌、暮らしの本、豆本、しかけ絵本、変わった本、洋書などなど...。


時々....

もし いま、これらの本たちがいっせいにまた私のもとへ戻ってきたら.....!!
と、妄想してしまう。

なんてすばらしい品ぞろえ!!

ああ....クラクラする。


...それはあり得ないことだけど...

とりあえず、そんなノートの中から、

《もう一度仕入れたいと思う本》
《なるべく店に常にあるようにしたい本》のリストを作成しようとしている。

そうはいっても、
いい本・魅力的な本に限って、
入手困難だったりするので、私の悩みはつきないだろうけど、

そのリストの中から1冊でも多く用意して、もっとすばらしい品ぞろえの店にしたい。

(趣味の合わない人から見たら、全然すばらしくないだろうけど...)

自分自身がそう思えたら、それでじゅうぶん。


そして...西暦2000年からずっと、
読んだ本・目を通した本の記録もつけている。(タイトルと作者名と出版社名だけ)

ほとんどが図書館で借りた本。
書店で立ち読みしただけの絵本もなるべくメモして帰って記録していた。

こちらも、17年経ったから、かなりの冊数。
でも、書いてきてよかった...。
大事な記録だ。

これにも目を通したら、
仕入れたい本がどんどん出てくるにちがいない。
(可能かどうかは別として。)

それらをまた別に書き出すだけでも時間がかかる。

ちょっと気が遠くなってしまう。

仕入れられない本でも、よかったものはブログで紹介したくなってしまう。

でも今年は他にもっと集中したいことがあるんだった...。

やりたいことだらけ。
そして長い休みもほしい(笑)
体質改善にも取り組みたいし。

欲ばりな気持ちが最高潮になっている。

自分があと2人くらいいてほしい。

店番する自分、
家にいる自分、
お出掛けの自分(意識は共有)。


エアコンも石油ストーブもなく、
店内がけっこう寒いので、
何時間も店番するのが年とともにつらくなってきたけれど...、

いい本をみなさんに知ってほしいため、
消え入りそうな小さな古本屋の野望はつづく....。