『青い鳥の本』...石井ゆかりさんの文章が大好き!... | 富田林・じないまちの 本と雑貨 『緑の小道』日記

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富田林市には大阪府唯一の重要伝統的建造物群保存地区の寺内町があります。古本&雑貨屋店主の日々の雑記や愛読書紹介のブログです。2021年に母を亡くした後から苦しい日々となり、心はまだ鬱状態で動悸もありしんどいですが、毎日なんとか乗り越えてます。

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小冊子『双羊舎』5号で紹介した本は、
先日の《ビブリオマンシーをやってみようの会》でも使用したこの本です。

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『青い鳥の本』
石井ゆかり
パイ インターナショナル

本をパッと開いて目にした言葉から、今の悩みや迷いへのヒントを頂く行為が、
ビブリオマンシー(書物占い)といわれます。

これは、占星術師で文筆家でもある石井ゆかりさんが、ビブリオマンシーを意識して作られた本。

けれど、読み物として順番に読むのも当然自由です。
後に“薔薇色の鳥”“金色の鳥”“黒い鳥”と続き、シリーズとなってます。


彼女の星座占いの文章と初めて出会ったのはいつだったか..。

他の占星術師さんとは全然違う文章表現に、私は“しびれて”しまいました。
なんというか、文学的で詩情豊かで...。


後に、彼女がとても読書家であるらしい(絵本にも詳しい)ことがわかります。でもただ読書家なだけで書ける文章ではありません。
あぁ、この人すごいわぁ...と感嘆してばかり。


彼女の言葉は、心の弱った部分にす――っと沁み込み、じんわりと力を与えてくれます。
私は何度も癒されています。

きっと、これからも――。


『願いは、
それを願うべき人の心に自然に生まれてきます。
自分の心に願いや愛が生まれてしまったら

そちらに向かって歩いていくしかありません。

願いをコントロールすることは
できるようでいて、できないものです。

願いと対話をし、願いをだまそうとしないとき

願いは、それが叶うときも、叶わないときも、

次の新しい扉を開いてくれることになるのだろうと思います。』


『ミスが起こるのは、
何かを乗り越えようとしているからです。

いつも通りのことをいつも通りにやっているならミスは起こりません。

自分の中にある何かを変化させようとしているからこそ
ミスが起こるのです。

それは、大切で、
ほんとうは、とても立派なことです。』

石井ゆかり
『青い鳥の本』より


こんなふうに言ってもらえると 芯から嬉しいです。