Power Macintosh 7600はとてもお気に入りのMacでした。もう、10年以上前のことかな。
私の歴代Macの中で初めてインターネットにつながった機械でもあり、音楽以外での用途が増えて、今までよりも使用頻度が増えていった。初期のMacや現在のMacの様に洗練されたデザインとは言い難いが、段々と思い入れがつよくなっていった。
世間ではMacのCPUが「PowerPC G3」に変わって名前も「Power Macintosh G3」に。G3という響きにあこがれを抱きながら、「うちのMacのCPUはなんでG2と呼んでもらえないのか?」そんな疑問で夜もろくに眠れない日が続いた。どっちでも言いといえばそうなのだが、G2って呼んでもらえば速く動くに違いない。
すぐに買い替えるわけにはいかないのでしばらく我慢。
ちなみに、G3というのは「ジェネレーション3」でPowerPCの第3世代ってことだが、なんか「フォーミュラー1」とかぶった感じが良かった。3GじゃなくG3がいい感じ。
そうこうしているうちにも、CPUのクロック周波数の数字は大きくなっていく一方で、500MHzなんてのも見えてきた。でも本体の買い替えはむずかしい。
そんな私にも朗報が。CPUを差し替えるとPower Macintosh G3に変身するという「G3カード」というお手軽プランだ。早速「G3カード」を購入。Sonnet
のCrescendo
シリーズの400MHzだったと思う。
一気に倍のクロック周波数になり、しかも「うちのパソコンはG3」 と下を向いてちょっと後ろめたい気持ちで言えるようになった。確かに速くなった。このパソコンでしばらくやっていけそう・・・・
「人間とは恐ろしいものだな。これで十分ではないか!!!」
「200MHzのCPUが400MHzになり倍の仕事が出来るはず。何が不満なんだ!!!こんなに、テキパキと働いてるじゃないか」
「いや、不満なんかこれっぽっちも抱いていない。」
「欲が出るのだ 不満じゃない!!欲だ!!!」
「人間には欲というものがある。これを否定的にとらえるのか?」
「違う。欲があるからこそ人間の社会は成熟していき、また、今日のテクノロジーを手に入れることが出来たのだ。」
「ところで、君はビデオカードというものを知っているか?」
「いや・・・知らない」
「このカードを差すとパソコンの画面表示が速くなったりするらしい」
「そんなものがあるのか?」
「これぞ欲だな!!」
「買うのか 買わないのか どっちだ!!!」
「買うっ!!」
と、こんな感じでビデオカードの購入が決まった。
ATI Rage Orionだ。Memoryは16MB。レベル的にはさほど大したものではなかったが、予算の事も考えなければならない。仕方がない。
しかし、予算のことを考えて決めたビデオカードでさえ、買う為のお金がなかったのだ。
そこで、私の人生で最大の決断をせまられることになったのだ。
「パチンコ」をやめる
これだけで、毎月一つビデオカードが買えるくらいの財源を確保できる。
そう!!民主党の先を行き「仕分け」をしたのだ
意外にもパチンコからはすんなりと足を洗うことが出来、毎月1つのビデオカードというわけにはいかないが、とりあえず1つ買ってみた。
速くなったのかな・・・よくわからない・・・・
でも、「パチンコ」から足を洗うことが出来たのは大きな成果だった。