自己紹介


20代男の奏汰(かなた)です。
僕の彼女は20歳年上の人妻:桜子さんです。

桜子さんと出会ってからの日常を
ここに記録として残していきます。

 葛藤

続きです。


僕は、相当気が引けましたが、

桜子さんがきっかけを作ってくれた一泊旅行を

誕生日プレゼントとして

受け入れることにしました。




でも、正直、

彼女になり、好きとは言え、

既婚女性と一泊旅行にいくのは、

やはり平静ではいられませんでした。

もちろん親にも友達の家に泊まりに行くと言い、本当のことはとても言えませんでした。




でも、

それでも僕は、

彼女が結婚しているということが今更ながら、無性に受け入れがたく、

ここで彼女との旅行という既成事実を作って、

より濃い関係に進展させたいと

思ってしまいました。


それに、

彼女に旅行代金を出してもらうなんて、

誕生日プレゼントとはいえ、

何だか男として恥ずかしい気持ちも湧いていました。

−年上だからいいじゃないか−

−若い男が一緒に旅行に行ってあげるんだからいいじゃないか−



無茶苦茶な理由を挙げて、

自分の心を収めようとしていたんだと思います。



でも僕は、

やっぱり桜子さんに出してもらうのは申し訳ないと思い、かんざし分以外は自分で払うことを伝えました。



普通の関係なら

旅行に行けるなんて楽しみのはずなのに、

こういう関係だからか?

僕は当日までこんな葛藤をずっとすることになりました。