続きです。
いきなり脱がれて、こんな状況で誘われても
もうやる気も起きませんでした。
でも、僕はこれが
この状況を変えるための
桜子さんの計らいということは分かりました。
片方が収まらないなら、
もう片方が流れを変えないと
もうこの先にあるのは
−別れよう−
という至って意味のない無駄なやり取りです。
悪態をつかれた桜子さんが
僕の言葉の暴力を責めるのではなく、
流れを変えようとしたことで
僕の心のモヤモヤが少しずつ落ち着いて来ました。
以前桜子さんから学んだ
怒りの仕組み。
怒りの正体は悲しみで、
その悲しみが大きいほど大きな怒りとなって相手を攻撃してしまうこと。
そして、その怒りは
あるスイッチによって突然入るので、
対策は2つ。
そのスイッチを入れないこと
怒りは悲しみの裏返しと周りが理解すること
で売り言葉に買い言葉にしないこと
だそうです。
怒った姿や内容に着目すれば
到底、許せるはずはないです。
でも、その怒りが大きい分、相手は悲しんでいると理解出来たら、
された側も受け止め方が変わると言われました。
そして、
その怒りの大きさは
🟰
悲しみの大きさであり、
🟰
愛の大きさになるとのことでした。
年上女性だからこう考えられると思うと、
年上女性がいかに自分に合うか
よく分かります。
同世代の彼女なら、
喧嘩してホテルから飛び出して
面倒臭いことになって終わっていたと思います。
僕も‥服を脱いでベッドに入りました。
横に桜子さんを感じながら、少しずつ
気持ちが収まって来ました。
すると桜子さんが
シーツを顔に当てながら
泣いていました。
そして、
『ごめん‥』
『あんなこと言わせて、ごめん‥』
と言ってきました。
−なんで?
謝るのは僕だよ‥
あんな酷いこと言っちゃって‥−
僕も涙が出そうになりました。
続きます。
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