こちらからの続きです。
桜子さんは泣きそうな顔をしていました。
実は
−僕が出会い系サイトをする−
は彼女を滅多打ちにする文句と
僕は知っていて放ったので、
この表情になることは分かっていました‥
それでも、年末にあんなに楽しく幸せなお礼参りデートをしたのに、
押し迫る時間の中、セック◯せずに年内デートの幕を下ろすという事実に
僕は途轍もない悲しさに襲われていました。
僕の浴びせた言葉の暴力は、
言い換えると
愛の大きさでした。
彼女が感じた猛烈な悲しみの大きさ
🟰
僕の愛の大きさ
というやるせない構図は
歪みしかありませんでした。
自分が死ぬほどイヤになりました。
すると桜子さんは
『分かってるよ、おばさんだし、更年期だし、記憶障害起こすしね。確かに夫にも愛想尽かされるよね。過去の彼達にも』
と言って来ました。
『でも、他の女性探すとか嘘でも言わないで。奏汰くんがそう言うのは嘘でも悲しくなる。知ってるよね?』
−分かってる‥−
この言葉は、
彼女にとって核爆弾になるということを‥
何やってんだろう‥僕‥
いくら彼女が
迫り行く時間の中、マッサージチェアに乗って、
それを正当化しようとしたからと言って、
ここまで言っていい理由にはなりません。
まだここには書けていない事実が
実は僕達の間には
あります‥
いつか書き記す時が来た時、
僕達がこんなやり取りをしてしまう背景が
これを読んでくださっている方に
伝わると思います。
−また、やってしまった‥。
誰か、助けてくれ‥−
すると桜子さんは、
つけていた下着を取り、全裸になってベッドに
入り込みました。
そして
『早くヤろう』
と僕を誘って来ました。
続きます。
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