こちらからの続きです。
実は僕はフロントに電話をしたフリをしました。
本当にかけたら、それこそ大変な流れになることは、頭のどこかで分かっていたからです。
僕は、カッコ悪いけど、
そのまま受話器を置きました。
桜子さんは、
僕が眠たいから、早く帰らなきゃと思っただけで、出来るならしよう言ってきました。
でも、僕は、
桜子さんがサッサと着替えて、
今年最後の僕との時間を大切に感じてない様子に心が収まらなくなっていたので、
今更しようと言われても、
うん、しよう!と言えなくなっていました。
というか、
ホテルに入ったのが遅いから、長くて3時間しかないのに、2人でお風呂でゆったり洗っていた分、残り2時間を切っていたからです。
−もう少しで彼女とバイバイしなくちゃいけないのに‥−
その寂しさがマッサージチェア事件で
僕の理性を壊してしまいました。
桜子さんが服をまた脱ぎ始めたけど、
僕は逆に着てしまいました。
完全にああ言えばこう言う状態です。
そして、僕は悲しみという怒りから、
心にも無いことを
桜子さんにぶつけてしまいました。
今思っても
切なくて涙が出そうな言葉でした。
続きます。
【桜子さんの昨日のコーデ】
【奏汰のブログ村】