「知っていたけど実戦じゃ分からなかった」

そんな経験ありませんか?
それは、知ってはいるけど身についていない状態。
知識の習得が知識の習熟まで至っていないのです。
前回のブログで、頭の中で検索する力の話をしました。
検索能力をあげるために、僕が修行していた時からやっているものの1つに様々なタイプの勉強をするがあります。
これは、詰碁の時間の時は死活だけをやるのではなく、死活→ヨセ→手筋→死活→ヨセ→手筋と一冊ごとに勉強する分野を変えていました。
これは、頭の切り替えをするためが1つ、もう一つは実戦を想定した勉強です。

社会人になってから読んだ本に効果的な学習方法をとりあげているものがありました。
『使える脳の使い方』NTT出版

「新しい知識や技術をいかに早く習得するかは、学習の一部にすぎない。
大事なのは必要になった時にまだ覚えているかだ。」

交互練習
この中に紹介される練習法の中の一つに交互練習がある。
これは、一つの課題を集中的に順番に学ぶより順不同で様々な課題に取り組む練習法です。

集中型より交互型の練習法の方が最終的に長期記憶の維持に繋がると言っています。

また、集中して同じ問題ばかり解く集中練習の問題点をこのように説明しています。

「集中練習や、同種類の問題の繰り返しばかりしていると、そもそも種類を見分けるという重要なプロセスの練習ができない。」

この見分ける力が思い出す、検索能力だと考えています。
検索能力があがると局面を捉える力があがりが判断力があがるため棋力向上に繋がります。

普段の詰碁の本に飽きてきたら他の本も組み合わせてみるのも良いかもしれませんね。

次回も、勉強法について書きます。