東日本大震災が発生。
この時、仙台市中心部に住んでいた私は、大きな被害は免れたものの、故郷で大切なものを失いました。街行く人は皆うつむいて、重苦しい空気だけが漂っていた事を覚えています。
そんなある日、被災地で撮られた写真が沢山掲示されているのが目に入りました。
その中で見つけた1枚の写真…瓦礫の山を背に、作業着とヘルメット姿の男性が2人。
「前よりももっと、いい街にしてやる」
そんなキャッチコピーと共に、明るい未来を見ているかのように微笑んでいました。
私、それが衝撃だったのです。
「工事現場で働く人達って、なんてカッコイイんだろう!」って。
私も、その一員になりたい、復興に携わる仕事がしたい。そう思うようになりました。