今月の一言:2017年4月1日 | 秋元司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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 皆さんこんにちは。秋元司です。新年度を迎えましたいかがお過ごしでしょうか。

3月下旬は寒い日が続き、桜の開花宣言が早く出されたものの、満開までにはもう少し時間がかかるようです。4月は本格的なお花見シーズンが始まり、桜を楽しみながら新生活を迎える月となります。私も入学式や入社式にお邪魔する機会が多くありますが、皆様には新しい仲間と新しいスタートを切っていただきたいと思います。

 

 さて、国会では与党として一番の責任である、平成29年度予算の年度内成立を果たすことができました。

その一方、予算委員会の後半では、森友学園の問題から証人喚問という形となり、全体としては残念な雰囲気になってしまったと感じております。国有地の払い下げ問題からスタートし、政治家(国会議員)の関与の有無、また行われた判断が常識から逸脱したものだったのではないか等多くの議論がなされました。国や財務省の行った払い下げ等については、今後会計検査院にしっかりと調査をしてもらいたいと思います。政治家の関与の有無については、双方の話を聞く限り、私としてはなかったという判断に至りました。当然、問題のある事項については、司法の手に委ねるということになると思います。

 

政治家(国会議員)の関与という話でありますが、我々政治家は、政治活動の一環として日々地元から様々な声を聞き、相談を受けます。当然、行政に関する相談があれば、その都度問い合わせを致します。その全てに口利きというレッテルを貼るのであれば、政治活動の手足を縛ることになると考えます。

 

現在の法律と現場で起きていることが乖離しているのであれば、立法府の立場としては法律を変えていくという役割があり、そのために地元を含め色々な声を聞くこと、また聞いた声に対応し行政へ問い合わせるということは、政治活動の一環として当然のことだと考えます。但し、そこに特定の利益のために働くといったこと等があるのであれば、説明できるはずもなく、社会から指摘を受けることは当然のことだと考えます。行政にとっても同様に、国民や地域の要望に応える過程において、しっかりと説明責任を果たしていく必要があります。いずれにせよ、これからもしっかりと取り組んで参ります。

 

 予算審議も終わり、いよいよ本格的な法案審議に入ります。私が長を務める内閣委員会でも閣法1本、場合によっては天皇陛下の譲位に関する法律も5月から取り扱うことになります。残り3カ月の通常国会となります。後半国会も緊張を持ちながらしっかりと対応していきますので、今月もご指導の程よろしくお願いいたします。