「許し」に至る道-私たちは皆、「幾世での経験を学びとして愛を成長させる永遠の命」という視点
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今回のブログでは、「許し」、特に、「どうしたら心の底から相手をそして自分を許すことができるのか?」
このことについて、その学びの途中である今の私が思うことを書きたいと思います。
前回のブログ『病の時、「感謝」と「許し」が癒しのエネルギーとなる』 では、
私たちの「思い」はまさに力であり、
私たちの命の元となるエネルギーの流れを左右する力となる。
「感謝」は、私たちの命の元となるエネルギーを呼び込み、
「許し」は、私たちの命の元となるエネルギーを解放する。
病の時、「感謝」と「許し」が癒しのエネルギーとなる!!
このように私たちの「思い」、特に「感謝」と「許し」という2つの思いが、
病を癒すエネルギーに深く関わっている。
というお話しをさせていただきました。
「感謝」
すなわち、生かされている自分の存在に気づくこと。
そして、その喜びや有り難さを、恩返しとして、まさに「感謝」として相手に行動で示すこと。
この「感謝」の思いと行為は、私たちの愛のひとつの成長の証であり、理解が伴うと、案外実践しやすいことなのです。
しかし、
「許し」
これには、「相手を許す」ことと、「自分自身を許す」
この2つの視点がありますが、
「許し」ということの大切さは、なんとなく頭でわかったとしても、
感情において、心の底から、相手をそして自分自身を許すということは、
なかなかできない私たちがいるのではないでしょうか。
「許し」
これは、感謝の次に来る、よりハードルの高い、私たちの愛を成長させるための、より大きな課題のひとつなのです。
誰もが人生のどこかで、この課題に真剣に向かい合わなければならない時が、必ず来るのです。どういう形であれ、です。
私たちが、幾世にも渡って生きる目的が、「自らの愛を成長させること」という視点に立った時、
「許す」ということ、これもまた、幾つもの人生にまたがった、大きなテーマのひとつであることがわかります。
では、少しでも、「許し」の心に至るために、役立つ何かがあるのでしょうか?
「理解即許し」、にはなりませんが、許しの手助けとなるための、許しの道を歩けるためのガイドは、何かあるのでしょうか?
そのことを考える前に、まず、何故、私たちは相手を、そして自分自身を、「許せない!」のでしょう?
「許せない!」
相手に対する「許せない」という思いの背景には、
・自分は被害者である。
・自分にとってまったく理不尽である。
という思いがあります。
だからこそ、自分にそんなことをした相手を罰することこそあれ、
許す、などということは有り得ない!
そこには、「恨み」や「怒り」という感情が混在しています。
また、自分に対して「許せない!」という思いの背景には、
・自分自身の不甲斐なさ
・劣等感
という思いがあります。
だからこそ、そこから抜け出せない「もがき」「苦しみ」という感情があります。
相手に対しても、そして自分自身に対しても抱くこの「許せない!」というこの思いには、冒頭に述べたように、思いは力そのもの、エネルギーそのものであるために、自らの生命エネルギーを滞らせ、あなた本来の生き方に大きくブレーキをかけるだけでなく、病という形にまで進行させる力があるのです。
では、私たちが、より自分らしい、より自らの個性を活かした、魂を輝かせられる生き方をするために、自らのこの「許せない!」という思いに、どのように向き合えばよいのでしょうか?
それには、まず初めに、
「真実」を知ることです。
「真理」を知ることです。
では、その真実とは何か?
それは、
・私たちは、本来この肉体に宿る永遠の命をもった魂という存在。
・私たちは、この魂の中核をなす心の成長、特にこの地球では愛の発展を目指す存在。
・心の成長のため、愛の発展のために毎回課題をもって、幾度もあの世からこの世に生まれて課題に必要な経験をする存在。
つまり、私たちは皆成長過程にあり、地球という学び舎にいる、いわば魂の同窓生である、という真実なのです。
お互いに今世それぞれの課題をもって生まれて、愛したり、憎みあったりすることもありますが、そうしたお互いの経験を心の学びの糧にして、今この地球という場で魂修行している仲間であるという真実なのです。
こうした真実があるのです。
それは、この世で経験した「許せない」という思いは、まさに自らの心の成長、愛の発展のための今世の私たちの課題のひとつであるということです。
その思いを抱いているということは、それが、自分自身の今世の課題であるということだと自覚することなのです。
そして、その「真理」とは何か?
それは、
宇宙すべての事象において、
「原因と結果の法則」
という真理が働いていること。
言い換えれば、
「カルマの法則」
という真理があるということです。
今世という時空間の視点だけから見れば、相手から受けた被害やその理不尽さに、夫や妻に、親や兄弟に、またどなたかに「許せない!」という思いを抱くでしょう、また自分自身への不甲斐なさに、「許せない!」という思いを持つでしょう。
しかし、
「許せない」という思いを抱いた直近の原因は、今世確かに相手のした行為が原因だったかもしれませんが、その原因を引き起こしたさらなる原因は、実は今世、自分では気づいていない行為で相手に同じ思いをさせてしまっていたことが原因であったかもしれません。
さらには、幾転生をして来ている中のどこかの過去世において、実は、今回自分が受けた被害や理不尽な行為を、自分が相手にしていたことが原因となって、今世そのことを立場を代えて学ぶために起きているかもしれないのです。
また、自分自身に対する「許せない」という思いは、裏を返せば、本来の自らのあるべき存在、状態、すなわち究極的には、私たちは皆「神の子」であるという自覚が根底にあることの証拠であり、高く成長を望む自分であるが故の思いでもあるのです。
このように、
私たちは、上記の「真実」と「真理」を知ることで、
この世という視点だけではない、時空間を超えた自らの魂の転生という永遠の視点で、今世での経験を振り返ってみることができ、そのことで、今の、相手への、そして自分自身への「許せない」という思いから、私たちはいくらかでも解放されるのではないかと思うのです。
今回は、私たちの魂の成長にとって避けて通ることのできない、人生の大きな課題である「許し」ということについて、その「許し」の心に至るひとつの助けとなることを願った記事をアップしました。
どうか、今「許せない!」という気持ちを抱いている方がいましたら、このような視点に立って、今一度自分と相手の立場を、また自分自身の立場を、上記の真実と真理に基づいて、第3者の目で見てみることを提案させていただきます。
そのことで、少しでもあなたの心が安らぐことを祈っております
いつもこころに太陽を