道に迷って見つけた場所ですが、
ここまで来たのには理由がありました。

そのラケットは、お姉さんから譲り受けたもので、持ち主の子は泣いて取り付く島もなかったようでした。次女も、その子だけでなく、親に迷惑かけると見る影もなく落ち込んでおりました。
子どもは、遠投していて、相手が取れない所に飛んでしまった。通常の練習だったし、わざとでもない、ふざけてもいない。
ただ、冬で外のグラウンドが使えず、各部が学校のホールなどを分け合って、している状態。境目にラケットなどを守るネットを張ることもできなかった。そのお子さんにとっては、世界に一つの大切なもので、でもこちらもやり切れない思いで一杯でした。
そして、その子のお家に話をしに行く途中に、雪の中綺麗なイルミネーションを見ました。
その時には、綺麗だとか思えなかったし、
真っ暗な気持でした。
そして、迷い迷いながらお家を探し当て、
話をして帰る帰り道に見た景色は、あまりに美しく、うれしさもあって、車を停めて、写真を撮らせてもらいました。
そのお子さんとも直接話すことができて、
お母さまのお人柄で、温かく接して頂き、解決できる見通しが立ちました。
ホッとして帰ることができ、次女も、その子とすれ違ったときに次女が笑っていたらどうしよう、というようなことを思わなくても良くなりました。



真っ暗だった心の中にあかりが付いて、
目の前の景色も全く違うものになるのですね。