「工場緑地面積率の緩和」のはなし
この間の経緯等については、小欄に色々書いています
そちらをご参照いただければ幸いです
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昨年12月議会におきまして、一部の議員から条例案が提案されまして、自民党真誠会と公明党などの賛成多数により可決されました
しかし、これを市長は「公布」せず、再議書を議会に送付し次の定例会に付議するとしています
要するに市長は、一部議員のやり方に「問題あり」として、地方自治法に基づく「拒否権」を行使したわけです
私も一部議員のやり方は「違法」と12月議会の討論で指摘しました
よって、市長と見解は一致しているものと考えます
さて、議員に提案による条例は、今のところ宙に浮いた状態ですが、他方、「明石市工場緑地のあり方検討会」で熱心にご議論いただきました「答申」が市長に届き、これを受け市長は条例(素案)とまとめ、現在、パブリックコメントが行われているところです
この件について、先日行われた総務常任委員会におきまして市が議会に報告したんですけど・・・
議論の様子を見ておりまして、スッキリしないことだらけ
一言でいいますと
「事実を正確に捉えた方がいいですよ」
という感じです
当日の委員会で出ました主な意見としては・・・
- 結論を急ぎすぎたのではないか
- 第6回検討会のまとめ方が強引
- 答申には委員全員が賛成しているわけではない
- 「ネット・ポジティブ・インパクト」は、国内で制度化されていない
- 企業に対する負担増には反対意見があったはず
- 「地域協定の締結」を義務化することにより、企業に対し必要以上に負担をかけることとなる
- 企業に対し様々な義務を課すことについて、法的根拠がない
こんな感じかな、と思います
言い方は様々ですけど、趣旨としてはこういうことなのでしょう
そこで、きっちり整理しておくべき論点としては
- 答申のまとめ方に関する是非について
- 企業負担にかかる法的根拠について
この2点ではないかと考えました
最終回となりました第6回の「ありかた検討会」は、答申の柱をなす「明石版 ネット・ポジティブ・インパクト」について、終始反対だと言い続けた委員がおりました
この期に及んで何を言ってるのかなァ~と思いながら、私は当日その様子を見ていましたが・・・
実は、この明石版 「ネット・ポジティブ・インパクト」の導入については、第5回の「あり方検討会」におきまして委員全員がこれを了承していたのです
第5回の「あり方検討会」を私は傍聴しておりましたけど、その最後のところで会のとりまとめ役であります田端会長(兵庫大学 副学長)が、次の2点について確認しました
- 明石版「ネット・ポジティブ・インパクト」の導入について
- 緑の豊かな明石市実現のため、緑の質の確保や企業と市がそれぞれ負担することにより緑を増やすことについて
会長の「よろしいですか」という問いかけに、異議の声はなく静かにうなづきました
と、いうわけでありまして、第6回の検討会がどうのこうのという話ではなく、第5回の検討会でその柱となるべきとこを含め総論的な部分は全員賛成により確認されていたのであります
要するに、すでに済んだ話を後になってひっくり返そうとした人がいたということ
これこそ
後だしジャンケン
というやつです
当日、傍聴していた人ならわかるはず
寝ていたとしたら、わからんかもしれませんけどね
長くなったので続きはまた今度
ツジタツのmy Pick