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012 あなたは、新商品をすぐ買う派?それとも慎重派?
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今回は、ライフサイクルの時期で変化する
お客さんの層についてお伝えします。

マーケティングの考えでは、
新商品が発売されて購入する消費者に対し、
消費者のタイプを5つに分けています。

これをイノベーター理論といいます。

まずはじめに新商品が発売されると、
最先端商品であれば迷わず真っ先に購入するマニア層
これをイノベーターとな名づけます。
消費者全体の2.5%を占めます。

次に新商品を購入する層が、オピニオンリーダーといれる層で
一般消費者に対して、大きな影響力を持つ消費者層です。
この層が消費者全体の13.5%を占めます。

イノベーターからオピニオンリーダーが購入する時期が
ライフサイクルでいえば導入期にあたります

次に、購入する層がアーリーマジョリティといわれ
イノベーターやオピニオンリーダーの良い評価を確認した後で
ようやく購入する消費者層です。
この層が消費者全体の34%を占めます。

全体としては、多くの割合を占めていますので
アーリーマジョリティが購入し始める事により、
商品が大々的に売れる兆しが見えます。

この時期が丁度ライフサイクルの成長期にあたります。

そして、消費者層として多くを占めるアーリーマジョリティによって、
市場に商品が安定的に供給され、価格が下落し始める頃
初めて購入するというのがレイトマジョリティといわれる消費者層です

この層も消費者全体の34%を占めます。
ライフサイクルでいえば成熟期にあたります

最後に、衰退期になってから初めて購入する消費者層が
ラガードといわれる消費者層です。
この層が消費者全体の16%を占めます。

まとめると
イノベーター(2.5%) 導入期に購入 マニア層
  ↓
オピニオンリーダー(13.5%)導入期に購入 マニア層
  ↓
アーリーマジョリティ(34%)成長期に購入 一般大衆(やや慎重派)
  ↓
レイトマジョリティ(34%)成熟期に購入 一般大衆(かなり慎重派)
  ↓
ラガード(16%)衰退期に購入 流行乗り遅れ

このよう購入層の5つの段階と商品のライフサイクルが連動しています。

企業としては、新商品を市場に導入するに際し、
イノベーターやオピニオンリーダーに働きかけ
良い評判を得る事によって、
アーリーマジョリティへの購買を促す必要があります。

しかし、イノベーターやオピニオンリーダーの評価が得られても
その後、アーリーマジョリティ以降の層が購入が思わしくなく
市場シェアを大きくする事が出来ずに、市場から撤退するケースもあります。

なぜなら
アーリーアダプターとアーリーマジョリティとの間に
超える事が難しい「キャズム」と呼ばれる大きく深い溝があるのです。

これをマーケティングでは、キャズム理論といいます。

では、このキャムズを乗り越えるにはどうすれば良いのでしょうか?

ひとつは、イノベーターやオピニオンリーダーの評価も得つつ、
アーリーマジョリティにも受け入れられる価格
そしてマニア以外でも使いこなせる機能、サービスの分かりやすくする

などの工夫が必要です。

要するに、マニアには評価を受けなければ行けませんが、
マニア過ぎても一般消費者から受け入れられなければ
キャズムを超える事が出来ないということになります。


まとめ

新商品が発売されて購入する消費者層には5つのタイプがある
イノベーター
オピニオンリーダー
アーリーマジョリティ
レイトマジョリティ
ラガード

アーリーアダプターとアーリーマジョリティとの間に
超える事が難しい「キャズム」と呼ばれる大きく深い溝がある

これを超えるには、
アーリーマジョリティ(一般大衆)にも分かりやすく、
使いやすい機能・サービス
受け入れられやすい価格にする必要がある。
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011 ライフサイクル時期で異なるプロモーション方法
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今回は前回に引き続きライフサイクルについて
お話しします

今回のテーマは
ライフサイクル時期で異なるプロモーション方法です。

■導入期

まず導入期におけるプロモーション方法ですが、

マスコミの活用(PR,インターネットの活用、専門誌)
がおすすめです。

なぜこの時期にマスコミの活用がいいのかといいますと、
まず、導入期では商品開発など莫大な費用がかかるため
広告にお金を出すのは難しいですので、
無料でも出来るPRを行ないます。

マスコミを利用する利点とは?

マスコミはニュース性のあるもの
すなわち新しい物好きですので
導入期で取り上げられる確立は高くなります。

この時期でマスコミの活用により、
無料で見込み客を集める事が出来れば
その後の成長期に広告にお金をかけ、
どんどんお客さんを獲得する事が出来ます。

■成長期
前回もお話ししましたが、
この時期は費用対効果がとても高く
広告を打てば打つ程お客さんも反応してくれるので
思い切った広告展開を行なう事が出来ます。

この時期に広告の出稿を躊躇すると
成長の波に乗り遅れる事になるので注意が必要です。

■成熟期
成長期までよかった広告の反応が落ちる時期です。
この時期に新しい成長カーブを描けるように
競合他社との差別化が大変重要になります。

プロモーションの方法としては、
顧客への接近の度合いを深める

また顧客へ直接アプローチをかける

テレアポ
飛び込み営業など
体を使った営業

この時期にマスコミの取り上げられようとしても
新しい物好きのマスコミにはなかなか取り上げてくれません。

ですので、マスコミを利用しようとすれば
何かニュース性のあるもの
地域貢献的な活動や、
ひときわ目立つパフォーマンスを行なうことが有効になります。

では、最後に衰退期での市場の特長と
行なうべきマーケティング活動についてお伝えします。

●特長
市場が供給かじょうの状態になり、
価格が低下する影響を受けて売上利益が大幅に減少

この時期に企業としてとるべき方向性として
3つの戦略があげられます。

●3つの戦略
1.リーダーシップ戦略
2.収穫戦略
3.早期撤退戦略

ひとつづつ説明しますと

1.リーダーシップ戦略とは、
衰退期までに市場がある程度拡大し、
設備投資を行なって大量生産できる体制が整っていて、
コストも低く抑えられますので
市場のシェアを確保していれば
現状の設備の体制のままで十分に収益を上げる事が出来ます。

リーダーシップ戦略では、
競合他社が市場から撤退せざるを得ない様にし、
自社に有利な状況をつくる必要があります。

たとえば、価格競争を仕掛けて、
競合他社が利益が出ないところまで価格を引き下げることによって、
市場からの撤退を促すなどです。

2.の収穫戦略ですが、
最大限の利益を確保する事を目指して
長期間にわたってステップを踏んで
市場から撤退するという方法です。

最大限の利益を確保する為の方法としては、
●新しい設備投資は行なわない
●設備にかかる費用(メンテナンスなど)を抑える
●プロモーションは控えめにする
●ムダなサービスを打ち切る
●儲からない商品を切る
●売上にならないお客さんを切る
など

3.の早期撤退戦略は、
商品サービスが衰退期に入ったと判断した場合、
損失を最低限に食い止めるため、
市場から撤退するという戦略です。

今までの事業を売却するという方法も考えられます。

いかがでしたでしょうか?

これまでライフサイクルに合わせた
マーケティング戦略、プロモーションの方法など
お伝えしました。

ライフサイクルの各時期では、さらにお客さんの層についても
十分に注意を払う必要があります。

なぜなら各時期では
商品サービスを購入するお客さんのタイプが変化するからです。

では、どのようにお客さんのタイプが変化するのか?

このお話は次回お伝えします。


オススメ情報

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010 プロダクトライフサイクルから
商品サービスの寿命を予測する方法
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プロダクトライフサイクルから
商品サービスの寿命を予測する方法



前回プロダクトライフサイクルについて
カンタンに説明しましたが

あなたの商品やサービスが
ライフサイクルのどの時期か調べる方法があります。

それによって商品の寿命が予測されるので、
どうしたらよいか先手を打つことが出来ます。

方法は以下の問いを考えてみるだけでOKです。
ぜひやってみてください。


STEP1.
あなたが扱っている様な商品が他にありますか?
あるとすれば、
その商品がはじめに市場に登場したのはいつですか?
(あまり正確な年でじゃなくて、だいたいでいいです。)

STEP2.
次の様な兆候が見られたのはいつ?

●同じ年に競合他社の参入が目立った
●市場価値が下落し始めた
●成長が著しくなった
●何も宣伝しなくても商品の問合せが多くなってきた
●チラシの反応率が急に上がった



いかがでしょうか?

あまり深く考えなくても構いません。

あくまでこういう方法があると言うことを
お伝えするだけですので気軽にやってみて下さい。

さて上記は何を表しているのかと言うと

STEP2の年数ーSTEP1の年数で
商品の導入期~成長期の始まりまでの期間が分かります。


面白い事にこのプロダクトライフサイクルは
導入期の年数=成長期の年数=成熟期の年数
となっています。

非常に興味深いと思います。

例えばある商品の導入期が続いたとします。

すると、成長期が3年続き、その後成熟期を3年経て、
何もしなければ衰退して、淘汰されます。

逆にこの時期に他者と
圧倒的な差別化や強固なブランドを築くか、

新しいイノベーションを起こすかして、
新たな成長曲線を描くという事も可能です。



このプロダクトライフサイクルは非常に示唆に富んでいます。


というのは、前述の通り、元々は生物のライフサイクル
つまり寿命を表すものですが、
人の人生、また商品やサービス全般に対し
同じ事が当てはまるからです。

例えばヒット商品の運命を見てみると
彗星のごとくヒットした商品が
瞬く間にブームが去ってしまった
というケースが今までたくさんありました。

だんご三兄弟しかり、たまごっちしかり…

アイドルの盛衰も同じ事が言えると思います。
(アイドルもある意味商品といえます…)


このように早く世に出過ぎる商品を扱うには
気をつけた方がいいです。

ブームに乗ったのはいいが、すぐにブームが去ってしまって
残ったのは在庫の山…
ということになりますから


人で言えばじっくりと実力を蓄えた期間が永い人は
その分、活躍できる期間も永いといえます。

ちなみに余談ですが、3500年前に書かれた
世界最古の書物といわれる易経にも
同じ様な人間の栄枯盛衰に関する事が書かれています。

どういう内容かと言うと、
乾為天の龍といい、

人間が成長するために必要な事柄を
龍の成長にたとえて説明しています。

龍の成長に関して少しだけお伝えしますと…

田んぼの中に潜んだ龍が天に飛び立ち、頂点を極め
その後、昇りすぎた龍が落ちて行く(衰退して行く)までを

潜龍、見龍、君子終日乾乾す、躍龍、飛龍、亢龍の
6段階の変遷を説いています。
(もし興味があれば、アマゾンで易経で調べてみて下さい)

(今日はココまで)

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●まとめ
導入期の期間が分かれば
成長期の期間が分かり
成熟期の期間も分かる


次回は各ライフサイクル時期に
どのようなプロモーションを行なったらよいか
をお話しします。
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