重役たちのゴルボに塗りたくる、上質な漆をこさえてる業者さん。
必読ですよ。
ガキの頃は、早くこんな町出てってやるぜ。
と、盛んな御多分に洩れず、粋がってたんだけども。
最近、釧路が愛しく感じやがる。
最近って言っても、ここ数年くらい、三十路かましてからかな。
どこにも、ひとっつも魅力を感じず、クラクラしながらガキやってたんだけど。
何かってーとさ、釧路という単語が目につくと、開く開く。
記事を読んだり、耳をすませたり。
もう、なにもかもやめて帰りたいわけじゃない。
全部捨てて、ずっと住みたいわけじゃない。
だけど、なんか愛しいクソヤローなんだよ。
クソヤローってのはひどいかな。
いや、ひどくない!
俺が受けた仕打ちは忘れん!
つっても、別になんもないんだけども。
良くも悪くもさ。
でも、一見の価値ありよ?釧路市。
郷里を勧められるほどに、俺も人生つらつら過ぎたなぁ。
ブチャラティ!
