サンシャイン水族館行きました。
喜びをかみ締めているところです。
水族館、好きです。
動物園も好きですが、水族館も好きです。
「最近生活に、新鮮な驚きがないんだよ!」と、酒に酔って泣き咽ぶ、
THEめんどくささの塊と化したわたしを見かねて、
知人が誘ってくれたのでした。
海の生き物にでも、驚いたらいいじゃない!
で、まあ、結果から言うと、
すっごいよかった!!
すっっっごい、よ・か・っ・た!!!
夏休みだからね、それなりに混んでたけど、そんなの問題じゃなかった。
魚、最高!!
ごめんでも触れない!!
でも最高!!
じゃ、その中でも何が最高だったか、言っちゃいましょうかね。
マンボウですよ!
タイトルにかいちゃったけどね!マンボウって。
ほらー、見て!
おおきいねー!
マンボウおおきいねー!
なのに、水槽がすっごい狭いんだよ!
なんでか?
このコーナーは「マンボウとの出会い」っていう名前が付けられているんだ。
至近距離のマンボウと目が合うように設定されているんだって。
しかもね、マンボウって、ちょっとの衝撃でも死んじゃうし、
目が真横に付いてて前方がよく見えなくて壁にぶつかるおそれがあるから、
水槽の壁にはさらにビニールの壁が作られているんだ!
ただでさえ狭いのに!
さらに私が見に行ったとき、
ちょうど水槽掃除してたー!
人間とマンボウ(縦)の図。
マンボウの水槽って、他の水槽と違って、ホントに一切の装飾がない。
オンリー・水。
多分、ヘタなものがあるとぶつかっちゃうんだろうね!
もう、生き物として合理的じゃないところが多すぎて、逆にそこに魅力を感じないではいられない。
なんでー、なんでそんなに弱いのマンボウ。
見た目の割りに、スペック低いー!
なんでー、なんでその形になったのー?
でも、不思議なことに、マンボウの目を見ると、
もの言いたげというか、何か「人格」のようなものを感じるんですよね。
それが、水族館の人に「マンボウとの出会い」コーナーを作らせるまでに至った、
マンボウの底知れぬ魅力の一つなのでしょう。
泳ぎ方もどことなく不安定。
目を見ればその奥に孤独すら感じる魚、マンボウ。
そこにはイラストなどでみかけるPOPなマンボウの姿など欠片もありません。
ただただ、海で生きるのに合理的でないと感じさせる、
いや、むしろ「よくわかんないけどこうなっちゃった」感のあるインパクト。
イラストならまだしも、実物を至近距離で見ると、
「異形」という言葉が頭をよぎらずにはいられません。
実際、夜暗いところで妖怪に出くわしたらこんな気持ちになるんじゃないだろうか。
にわかには信じがたい形状をしているが、たしかにそこにいる。
実は以前葛西臨海公園で一度マンボウは見ていたのですが、
あまりの衝撃にその後再度会いに行ったら、
なんとすでに死んでしまっていて、あとには空の水槽があるばかりでした。
それはそれは悲しかったです。
いやあ、ホント、今回また見られてよかった。
そして後日、
菊池美里嬢(近所に住む、飲み友達)にこの話しをしたところ、
「マンボウの刺身食べたことあるよ。どっか行った時に、普通にスーパーに売ってた。」
との衝撃発言。
ええ!どうだった?
「うーん、まあ、マンボウってあんまり食べられるような魚じゃないんだなってことだけは確かだよ。」
じゃあなぜスーパーに…?
「うーん…なんか、網に引っかかっちゃったんじゃない?」
たしかに!想像できるよ、その残念な光景!
どこまでいっても、野生を感じない、ある意味、達観している生物マンボウであった。