ただいま池袋のシアターKASSAIにて公演中の時間堂「廃墟」、
その休演日をおかりしてのスピンオフ企画。
「春だ一番リーディングまつり」
なんだか急遽開催されることになった企画にも関わらず、
たくさんの方に足をお運びいただき、
昨日は、たのしい春の夜となりました。
まず、客席も一緒に朗読するコーナー、
三好十郎作の「歩くこと」。
この文章自体がとても良いっ!
考え事が煮詰まったときは歩くに限るという日常の視点に始まり、
歩くことによって、普段の自分のいる社会から解き放たれ、自分を知り、その土地を知り、
そして最後には「歩く人」自身が土地と土地、人と人を結んでゆく。
そういうことが、「○○論」よりも、今の日本(終戦間もない頃に書かれた文ですが。)をよくしてゆくのではないか、と。
声を出してちょっといつもの自分から開放されたり。
つづいて、
谷川俊太郎作の「巨大なウエディングケーキ」という作品。
こちらは、大人の男女二人が、三篇の短編の中で様々にその関係を変化させながら、やがて家族という一本の糸が見えてくる、という、「?」が「!」に変わる瞬間がジューシーな作品。
6月に新宿の眼科画廊というところで公演をされるそうです。
そしてわれらが、「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話 」
略してQ体。の、リーディング。
ちなみに、全配役が本番とは異なる大シャッフルバージョン。
そして、さらにユーストリーム配信してました。
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定点カメラだけど、音だけはばっちりですから!
さあさあ、本番がたのしみだー!