エラい疲れています。
授業が続いているからで、しかし生徒は何を質問するかわかりません。「そんなの試験に出ない」では講師失格です。しっかり答えて上げるためには、予習時間をそれなりにとらなくてはなりません。
たとえ試験に出ないような質問であっても、彼らの知的好奇心を満たし、学習意欲につながればと思っています。それは彼らの10年、20年先を考えるとなおさらです。今は「知的資本主義時代」の入り口。勝間和代さんいわく、「悪い言い方をすれば頭のいい人がそうでない人から搾取する時代」。
搾取はよくない、と説得力を持って言えるのは、知的資本主義時代の担い手としてしっかり働けている人間たちです。生徒たちには、そういうふうに育ってほしい。
私は病気をして東京から実家に帰ってきました。無収入時代が続いたため、実家に帰ったときには財布には小銭しかありませんでした。それから5年、今では娘と年に1回のディズニーランド、今年から国民年金だけではなく国民年金基金まで払えるようになり、さらに今年は娘と沖縄まで行きました。
こんなことが可能になったのも、私が勉強をしていたおかげです。今となってはいろんなことを教えてくれた先生方に感謝しきれないくらい感謝しています。そして、こういう時代なのだ、知識社会なんだ、ということをつくづく感じるのです。