音読を重視しない理由 | つじもとまなブログ(つじもと個別ブログ)のブログ

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2014年5月より京都市上京区で個別指導塾「つじもと個別」を開校しました。日々の生活の中で感じたことなどを好き勝手に書かせていただいております。もし読まれて共感されるようなことがございましたら「いいね」ボタンをお願いします笑

皆様、おはようございます。

つじもと個別の辻本学です。

 

20数年、この仕事をしておりますが、音読しない子、音読を重視しない子が非常に多いです。

高校受験、大学受験においてそのように指導するけれど、なかなか定着しない、常にやきもきします。

私に催眠術でも使うことができれば・・・というどうでもよい現実逃避をすることがありますが、ことあるごとに根気よく伝えるようにしております。どこかで「ホンマや!」と思っていただく機会があれば良いと考えております。

人の気づきや成長はそれぞれです。受験期にそうならない場合もあります。

話を音読に戻しますが、音読の効果はいろんな本にのっておりますので、そこでご確認ください。

 

今日は音読の効果ではなく、重視しない大きな理由をご紹介します。

それは音読できなくても恥をかかない、困らないからです。

 

日本教育において九九を言えない子に対して、「えっ?九九も言えないの?」というリアクションをとります。

それと九九を覚えていないと3年生からの算数にはついていけないことも大きいです。

 

それに比べて音読は、宿題で出てもやらなくてもバレない(厳密には見る人がみればバレるのですが・・・)ですし、すらすら読めるかどうかの違いだけで読めますので、大きく困らないのです。

ただ、それは中学校に入って以降、大変困ることになるのですが、そんなのは音読しない小学生にとっては知ったこっちゃない話です苦笑

 

では、どうすれば良いのでしょうか?

 

大きく2点あると考えます。

 

1つは学校の先生が音読しないと困る仕掛けを学校の授業の中でいかに作ることができるかだと考えます。

詳しくはここでは書きませんが、音読の宿題をしてこないと困るようにすれば、音読をしないとと子どもは思うかもしれません。

 

もう1つは小学校時代にいかに親が音読に面倒がらずにつきあってあげたかです。

小学生の保護者様は今の時期が非常に大切です。

音読を子ども任せにして

親「やった?」

子ども「うん」

で、音読カードなるものにサインをしていないでしょうか?

 

それで子どもが読書しません、子どもが勉強しませんと思っていましたら、その一因は小学校時代の音読に関して振り返ってみてください。

 

小学校の先生には音読を重視した授業であると、より一層子どもが家庭で音読するようになり、中学校・高校に入って高校受験、高卒後の進路(大学受験・大学・短大時代・専門学校など)で大きな助けとなります。

 

小学校の先生に期待したいと考えます。

今朝はそんなイメージです。